特許
J-GLOBAL ID:200903048426074530

誘導電動機の駆動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-305807
公開番号(公開出願番号):特開平9-149667
出願日: 1995年11月24日
公開日(公表日): 1997年06月06日
要約:
【要約】【課題】 速度センサを不要としたベクトル制御による誘導電動機の駆動装置では、始動時あるいは極低速時の制御を、精度の低い2次磁束等のパラメータによる演算結果を利用するので、円滑な起動を困難にし、最悪の場合には負のトルク発生により起動できない状態ともなり改善が要望されていた。【解決手段】 この発明は、任意の時間関数からなる起動補償用の1次角周波数ω1*13を設定し、これと時間関数(1-f(t))とから1次角周波数ω1を生成し、これを積分して座標変換器8、10に供給するので、正の滑り角周波数が得られ、正のトルクによる円滑な起動補償が可能となる。また、シミュレータ14においてトルクTorq*をもとにモード移行判断を行い、ゲインf(t)を設定するので、起動モードから通常モードへのスムーズな移行が可能となった。
請求項(抜粋):
電圧指令又は電流指令により直流を交流に変換し誘導電動機に電力を供給するインバータと、与えられた磁束基準とトルク基準より回転座標上の磁束電流基準とそれに直交するトルク電流基準とを演算する演算手段と、この演算手段により算出された回転座標上の磁束電流基準とそれに直交するトルク電流基準に前記インバータが出力する実際の電流値が追従するような前記電圧指令又は前記電圧指令を算出する算出手段と、前記インバータの出力側に設けられた3相電流値又は3相電圧値を検出する検出手段と、この検出手段又は前記算出手段からの電流値又は電流基準と電圧値又は電圧基準とから1次角周波数を推定する推定手段と、この推定手段による1次角周波数を積分したものを前記回転座標系の固定座標系に対する位相とする手段と、零速度からの起動時に、前記1次角周波数として任意の時間関数を与える起動モードから前記推定手段により推定演算された1次角周波数を用いる通常モードへの移行を判断する手段と、前記起動モードから前記通常モードへのモード移行の際、前記1次角周波数を連続的に変え得る制御手段とを具備したことを特徴とする誘導電動機の駆動装置。
IPC (3件):
H02P 1/30 ,  H02P 21/00 ,  H02P 5/41 302
FI (3件):
H02P 1/30 ,  H02P 5/41 302 F ,  H02P 5/408 A
引用特許:
出願人引用 (1件)

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