特許
J-GLOBAL ID:200903048428968156

アクティブ消音装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-115545
公開番号(公開出願番号):特開平6-332468
出願日: 1993年05月18日
公開日(公表日): 1994年12月02日
要約:
【要約】【目的】 適応型FIRフィルタを用いたアクティブ消音装置において、装置全体の大型化を招くことなしに、周期音と広帯域ランダム音とを同時に消音する。【構成】 ダクト空間(12)内の騒音中の周期音とランダム音とを夫々個別に取出すようにし、各騒音信号に対する反転音信号を個別に生成する適応フィルタ(5),(6) を備えさせる。この反転音信号を合算する加算回路(18)と、該加算回路(18)で合算された信号に基いてダクト空間(12)内に反転音を放射するスピーカ(14)とを備えさせる。更に、消音後の低減音レベルを検出し、そのフィードバック信号に基いて各適応フィルタ(5),(6) におけるフィルタ係数を更新させるモニタマイクロフォン(15)を配設する。
請求項(抜粋):
騒音伝達系(12)を伝達されると共に周期音及びランダム音が混在する騒音に対し、該騒音中の前記周期音に基く周期音信号を出力する周期音信号出力手段(16)と、前記騒音中の前記ランダム音に基くランダム音信号を出力するランダム音信号出力手段(4a),(13),(17)と、前記周期音信号出力手段(16)からの周期音信号を受け、周期音信号に対して逆位相で同振幅の反転音信号を生成する周期音消音用FIRフィルタ(6b)と、前記ランダム音信号出力手段(4a),(13),(17)からのランダム音信号を受け、ランダム音信号に対して逆位相で同振幅の反転音信号を生成するランダム音消音用FIRフィルタ(5b)と、前記周期音消音用FIRフィルタ(6b)からの反転音信号及びランダム音消音用FIRフィルタ(5b)からの反転音信号を夫々受け、各反転音信号を合算する加算手段(18)と、該加算手段(18)の出力を受け、前記周期音消音用FIRフィルタ(6b)からの反転音信号とランダム音消音用FIRフィルタ(5b)からの反転音信号とが合算されて成る反転音信号に基く反転音を前記騒音伝達系(12)に放射する付加音源(14)と、前記騒音伝達系(12)の所定観測点に配置され、該観測点における周期音の低減音レベル及びランダム音の低減音レベルを検出して夫々の低減音信号をフィードバック出力するモニタ手段(15)と、前記周期音信号出力手段(16)からの周期音信号及びモニタ手段(15)からフィードバックされた周期音の低減音信号を受け、周期音信号及び周期音の低減音信号により前記観測点周辺の周期音の音圧レベルを低減するように周期音消音用FIRフィルタ(6b)のフィルタ係数を更新する周期音用適応型アルゴリズム実行手段(6c)と、前記ランダム音信号出力手段(4a),(13),(17)からのランダム音信号及びモニタ手段(15)からフィードバックされたランダム音の低減音信号を受け、ランダム音信号及びランダム音の低減音信号により前記観測点周辺のランダム音の音圧レベルを低減するようにランダム音消音用FIRフィルタ(5b)のフィルタ係数を更新するランダム音用適応型アルゴリズム実行手段(5d)とを備えていることを特徴とするアクティブ消音装置。
IPC (5件):
G10K 11/16 ,  F24F 13/02 ,  H03H 17/02 ,  H03H 17/06 ,  H03H 21/00

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