特許
J-GLOBAL ID:200903048437068516

スイッチング電源装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大澤 敬
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-104056
公開番号(公開出願番号):特開平7-322609
出願日: 1994年05月18日
公開日(公表日): 1995年12月08日
要約:
【要約】【目的】 直流出力の異常電圧発生に対して負荷を保護すると共に、その際の電源スイッチのオン/オフによる負荷の破壊を防止する。【構成】 第1の駆動用出力の一部を降圧してより低電圧の第2の制御用出力を得るDC-DCコンバータ4が故障すると、それによる第2の出力の異常電圧をツェナダイオードZD4が検出し、整流制御素子SCRとトランジスタQ3をオンする。その結果、第1の出力電圧を検出する分圧器の抵抗R14に抵抗R20が並列に接続されて抵抗R15の端子間電圧が上昇し、第1の出力電圧が低下するから、抵抗R14,R15,R20の値を選択して例えば常時は24V、異常時は5Vになるように設定すれば、第2の負荷である制御系回路は異常時にも正しく作動し、暴走等を防止する。また、制御系回路によって故障原因を表示させれば、電源スイッチのオン/オフを繰返して負荷を破壊することがない。
請求項(抜粋):
交流電源から入力する交流電力を整流平滑して得られた1次直流電力を2次巻線を備えたトランスの1次巻線とスイッチング素子との直列回路に入力し、前記スイッチング素子をオン/オフすることにより前記トランスの2次巻線に誘起される電力を整流平滑して第1の直流出力とし、該直流出力から第1の電圧検出手段により検出した第1の出力電圧と第1の基準電圧との差信号をパルス幅制御手段にフィードバックし、該制御手段が出力する前記差信号に応じてパルス幅制御された駆動パルスによって前記スイッチング素子を駆動することにより前記第1の直流出力を安定化させると共に、該直流出力の一部を降圧型安定化回路に入力して前記第1の出力電圧より低い電圧の第2の直流出力を得る多出力のスイッチング電源装置において、前記第2の直流出力の出力電圧を検出する第2の電圧検出手段と、該検出手段により検出された第2の出力電圧が予め設定された閾値を超えた時に、前記第1の出力電圧を略前記第2の出力電圧の定格値まで低下させる第1出力電圧低下手段とを設けたことを特徴とするスイッチング電源装置。

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