特許

J-GLOBAL ID：200903048526804145

ステンレス鋼の高清浄化方法

発明者： 福元 成雄 ,  田中 重典 ,  松村 省吾 ,  河合 浩之 ,  草野 昭彦 ,  下村 健介
出願人/特許権者： 新日本製鐵株式会社
代理人 (1件)： 大関 和夫
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-096183
公開番号（公開出願番号）：特開平6-306438
出願日： 1993年04月22日
公開日（公表日）： 1994年11月01日
要約：

【要約】【目的】 ステンレス鋼の精錬工程において、硬質の非金属介在物の生成を防止し、熱間圧延時の非金属介在物組成の延性を向上させることにより、介在物の無害化を図る。【構成】 ステンレス鋼の精錬において、2次精錬炉の耐火物にマグネシア・クロマイト系を用い、かつ精錬後のスラグ組成を(MgO)濃度≦7wt%(Al2 O3 )濃度≦5wt%スラグ塩基度T.CaO/SiO2 =1.3〜1.9とし、処理後の溶鋼組成を〔O〕(wt%)/(〔Al〕(wt%)+0.002)≧1.0とする。【効果】 非金属介在物中のAl2 O3 -MgOの生成を完全に防止でき、非金属介在物の無害化が達成され、製品の表面疵や加工時の割れのない材料を製造することが可能となる。

請求項（抜粋）：

ステンレス鋼の精錬において、2次精錬炉の内張り耐火物にマグネシア・クロマイト系を用い、かつ精錬後のスラグ組成を(MgO)濃度≦7wt%(Al2 O3 )濃度≦5wt%スラグ塩基度T.CaO/SiO2 =1.3〜1.9とすることを特徴とするステンレス鋼の高清浄化方法。