特許
J-GLOBAL ID:200903048544809081

簡易化された直接酸化燃料電池システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 古谷 聡 ,  溝部 孝彦 ,  西山 清春
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-570420
公開番号(公開出願番号):特表2005-518646
出願日: 2003年02月18日
公開日(公表日): 2005年06月23日
要約:
簡易化された直接酸化燃料電池システムが記載されている。当該燃料電池は、電池燃料極での未反応燃料あるいは電池空気極での水の再循環を必要としないように、消費時に電池燃料極に燃料が添加され且つ電池空気極において水が蒸発除去されるように構築されている。加えて、燃料極反応で生じた二酸化炭素は、燃料極チャンバ構造の一部として組み込まれているCO2気体透過性膜材料を用いてシステム外部に受動的に排出される。一実施形態では、等ギア簡易化された直接酸化燃料電池は、燃料極に近接して配置されたガス透過性で液体非透過性の膜を備え、それによって二酸化炭素の分離が実施される。本発明の他の態様によれば、メタノール及び水用の別個の容器からの別個のコンジットと密封インターフェースを備える燃料容器及び供給アセンブリが提供される。これによって、水をメタノール溶液に混ぜることができ、それによってシステム内のメタノール及び水の濃度を調節することができる。この設計はそれらの液体の導入を制限し、それによって、キャリーオーバーやクロスオーバーによるメタノールや水の損失は最小限となる。ポンプを用いることなく消費時に燃料が添加され且つCO2の分離が行われる、当該受動的なシステムは、ついには、低い寄生損失に起因して、負荷に供給される正味の電力を高めるであろう。
請求項(抜粋):
直接酸化燃料電池であって、 (A)燃料極面及び空気極面を有する触媒作用のある膜電解質と、 (B)前記触媒作用のある膜電解質の前記燃料極面と燃料電池ハウジングの外壁部分との間に画定される燃料極チャンバによって前記燃料電池を包囲する燃料電池ハウジングと、 (C)前記燃料極チャンバ内に存在する液体が前記触媒作用のある膜電解質を横切る以外は前記燃料極チャンバから出られないように液体出口ポートを有していない燃料極チャンバへの直接燃料供給と、 (D)前記触媒作用のある膜電解質の前記燃料極面に近接して前記燃料極チャンバ内に配置されている少なくとも1つの気体排出物放出ポートと、 (E)前記燃料電池の発電反応で生じた電子の通路を与える、前記燃料電池に接続された負荷と、 からなる、直接酸化燃料電池。
IPC (4件):
H01M8/02 ,  H01M8/04 ,  H01M8/06 ,  H01M8/10
FI (6件):
H01M8/02 E ,  H01M8/02 L ,  H01M8/04 L ,  H01M8/06 S ,  H01M8/06 W ,  H01M8/10
Fターム (5件):
5H026AA08 ,  5H026CX05 ,  5H026CX10 ,  5H027AA08 ,  5H027BA13
引用特許:
審査官引用 (5件)
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