特許
J-GLOBAL ID:200903048553362812
解放機構を備えた寛骨臼カップ位置決め挿入体
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-521012
公開番号(公開出願番号):特表平8-503872
出願日: 1994年01月28日
公開日(公表日): 1996年04月30日
要約:
【要約】人工補装具移植体として使用するための寛骨臼カップは挿入体(12)を有し、この挿入体は、位置決めロッド(22)を内部に受け入れるための中央ボア(18)を備えた本体(16)を有する。ボアにはキー要素(20)が形成されており、このキー要素は、位置決めロッドを整合させるようになっている。挿入体は、本体の外面上に形成された配置要素(58)を有し、本体から半径方向外方に延びるばね要素(19)を更に有する。寛骨臼カップ(14)は、挿入体の外面に連結された全体に半球形形状のシェル(15)を有する。シェルは、寛骨臼と係合するための外面(30)及びばね要素(19)を受け入れるための周溝(36)を備えた内面(32)を有する。ばね要素は、挿入体をシェルから外すため、半径方向内方に変形して溝と係合した状態から外れることができる。ばね要素は、スリーブをロッド上で下方に押してばね要素と接触させてこのばね要素を変形させることによって、変形させることができる。シェルには、その内面から外面まで貫通した複数の開口部(34)が設けられ、これらの開口部は、シェルの周りに非対称なパターンをなして配置されている。シェルの開放端には、挿入体の配置要素を受け入れて挿入体をシェルの開口部に関して予め決定された配向で整合するための凹所(62)が設けられている。挿入体をシェルと係合させ、配置要素を凹所と係合させることによって、中央ボアに設けられたキー要素及び従って位置決めロッドを、シェルの開口部に関して予め決定された配向で整合する。
請求項(抜粋):
人工寛骨臼カップ補装具を寛骨臼内に位置決めするための装置において、 位置決めロッドを受け入れるための中央ボアを備えた本体を持つ挿入体を有し、 前記ボアには、前記位置決めロッドを整合させるため、前記位置決めロッドに設けられたキー要素と係合するようになったキー要素が設けられ、前記挿入体の前記本体は、前記本体の外面に形成された配置要素、及び前記本体から半径方向外方に延びるばね要素を有し、 前記挿入体に連結された全体に半球形形状のシェル部材であって、前記寛骨臼と係合する外面及び前記挿入体を前記シェルに取り外し自在に連結するため前記ばね要素と係合するための手段を備えた内面を有し、前記シェル部材の前記内面から前記外面まで貫通した複数の開口部が設けられたシェル部材と、 前記位置決めロッドに摺動自在に取り付けられ、前記位置決めロッドに沿って前記シェル部材の方向に移動でき、前記ばね要素を変形させることによって前記挿入体を前記シェル部材から外すことができる解放手段とを有する、装置。
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