特許
J-GLOBAL ID:200903048568303839

磁気軸受装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-334397
公開番号(公開出願番号):特開平11-166535
出願日: 1997年12月04日
公開日(公表日): 1999年06月22日
要約:
【要約】【課題】 位置センサが経時変化を起こしても簡単に且つ正確にゲインとオフセットとを調整する。【解決手段】 演算制御部26は、電源がオンされる毎に回転軸をタッチダウンベアリングによる拘束範囲の一端から他端まで移動させて、センサ3,7,10の出力のオフセットを0にし、ゲインを最適ゲインよりも所定値だけ低い規定ゲインにするためのゲイン/オフセット補正回路13の補正量を算出する。さらに、正弦波生成部23で生成された所定周波数f1,f2,f3の正弦波を加えた電流を電磁石4,6,9に与えて軸受制御系の伝達関数を測定し、この伝達関数に基づいて上記規定ゲインを最適ゲインに修正するゲイン定数を探索/設定する。このようにして、電源がオンされる毎に自動的にゲイン/オフセット調整を行うことによって、位置センサが経時変化を起こしても簡単に且つ正確にゲインとオフセットとが調整される。
請求項(抜粋):
回転軸(1)の位置を検出して位置信号を出力する位置検出手段(3,7,10,12)と、上記位置信号のゲインとオフセットとを補正するゲイン/オフセット補正手段(13)と、上記回転軸(1)を浮上させる電磁石(4,6,9)と、上記ゲイン/オフセット補正手段(13)の出力に基づいて上記電磁石(4,6,9)の駆動電流を制御する軸受制御手段(14〜16,20,21,24,25)と、上記電磁石(4,6,9)が非動作状態の場合に上記回転軸(1)を保持するタッチダウンベアリング(2,8)を有する磁気軸受装置において、起動指令を受けて、上記回転軸(1)を上記タッチダウンベアリング(2,8)による拘束範囲の一端から他端まで移動させる回転軸移動手段(18,19)と、上記回転軸(1)が上記一端から他端まで移動する場合の上記ゲイン/オフセット補正手段(13)の出力信号のオフセットが0になり、ゲインが最適ゲインより所定値だけ低い規定ゲインになるように、上記ゲイン/オフセット補正手段(13)の補正量を設定する補正量設定手段(S1〜S9)と、複数の周波数での伝達関数を測定し、その測定結果に基づいて上記規定ゲインを最適ゲインに修正するゲイン修正手段(20〜23,S10〜S13)を備えたことを特徴とする磁気軸受装置。

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