特許
J-GLOBAL ID:200903048654422441

ブレーキトラクション制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-297459
公開番号(公開出願番号):特開平8-150916
出願日: 1994年11月30日
公開日(公表日): 1996年06月11日
要約:
【要約】【目的】 マスタシリンダのピストンカップの傷付きを防止する。【構成】 ブレーキトラクション制御の開始条件が成立したならば負圧式ブースタ12を作動させてマスタシリンダ13から車輪ブレーキ16〜19にブレーキ液を供給させる。負圧式ブースタの作動開始から所定時間経過したときには電磁開閉弁23,25を作動させて従動車輪ブレーキ18,19のブレーキ液圧上昇を止める。その後、電動機31を作動させ液圧ポンプ29,30を作動させつつ電磁開閉弁19〜22を制御して駆動車輪ブレーキ16,17をブレーキ液圧を増減圧制御する。
請求項(抜粋):
ブレーキペダルに加えられた踏力を増幅してマスタシリンダに入力するための主制御弁とブレーキペダルが踏まれていないときにマスタシリンダに入力を付与するための副制御弁とを有した負圧式ブースタと、前記マスタシリンダからブレーキ液圧を付与される駆動車輪ブレーキおよび従動車輪ブレーキと、前記駆動車輪ブレーキと前記マスタシリンダとの間の液圧路に介装され前記駆動車輪ブレーキに対するブレーキ液の流入および流出を制御することによって前記駆動車輪ブレーキ内のブレーキ液圧を調圧する駆動車輪ブレーキ液圧制御弁と、前記従動車輪ブレーキと前記マスタシリンダとの間の液圧路に介装され前記従動車輪ブレーキに対するブレーキ液の流入および流出を制御することによって前記従動車輪ブレーキ内のブレーキ液圧を調圧する従動車輪ブレーキ液圧制御弁と、前記駆動車輪ブレーキ液圧制御弁を通して前記駆動車輪ブレーキから流出したブレーキ液および前記前記従動車輪ブレーキ液圧制御弁を通して前記従動車輪ブレーキから流出したブレーキ液を前記駆動車輪ブレーキ液圧制御弁および前記従動車輪ブレーキ液圧制御弁と前記マスタシリンダとの間の液圧路に還流する液圧ポンプと、車両駆動時の駆動車輪のスリップ率を検出して前記駆動車輪ブレーキのブレーキ液圧の増減圧要否を判定し、増圧要と判定したときには前記負圧式ブースタの前記副制御弁を操作して前記負圧式ブースタを作動させ、所定時間が経過したときまたは前記マスタシリンダの液圧が所定液圧に達したときに前記従動車輪ブレーキ液圧制御弁を操作して前記従動車輪ブレーキへのブレーキ液流入を止め、その後前記液圧ポンプを作動させつつ前記駆動車輪ブレーキのブレーキ液圧の増減圧要否判定に応じて前記駆動車輪ブレーキ液圧制御弁を操作して前記駆動車輪ブレーキ液圧を調圧する制御装置とを備えたブレーキトラクション制御装置。

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