特許
J-GLOBAL ID:200903048671192905

メタロセン担体触媒組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田代 烝治 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-216877
公開番号(公開出願番号):特開平8-176219
出願日: 1995年08月25日
公開日(公表日): 1996年07月09日
要約:
【要約】【課題】何時でも活性化されることができる担体触媒組成物および易溶解性メタロセンに限定されることなく使用し得る担体触媒組成物の製造方法を提供することおよび比較的多量のメタロセンを担体上に固着させ得るようにすること。【解決手段】 (A)(a)少なくとも1種類のメタロセン錯塩と、(b)少なくとも1種類の金属化合物からなる混合物を、必要に応じて予備処理された担体上に施し、(B)メタロセニウムイオン形成化合物の溶液もしくは懸濁液との反応により活性化することにより得られるメタロセン担体触媒組成物。
請求項(抜粋):
(A)(a)以下の一般式(I)【化1】で表わされ、かつMがチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブまたはタンタルを意味し、Xが弗素、塩素、臭素、沃素、水素、C1 -C10アルキル、C6 -C15アリールまたは-OR6 を意味し、このR6 がC1 -C10アルキル、C6 -C15のアリール、アルキルアリール、アリールアルキル、フルオロアルキルまたはフルオロアリール(各アルキルは1から10個までの炭素原子を、各アリールは6から20個までの炭素原子を有する)を意味し、R1 -R5 がそれぞれ水素、C1 -C10アルキル、C1 -C10アルキルを置換基として持っていてもよい5員から7員のシクロアルキル、C6 -C15のアリールもしくはアリールアルキルを意味するか、または隣接する2個の基が合体して4から15個までの炭素原子を有する環式基を形成してもよく、あるいはさらにSi(R7 )3 を意味し、このR7 がC1 -C10アルキル、C6 -C15アリールまたはC3 -C10シクロアルキルを意味し、ZがXと同じ意味を有するか、または【化2】(ただし、この式中のR8 からR12は、それぞれ水素、C1 -C10アルキル、C1 -C10アルキルを置換基として持っていてもよい5員から7員までのシクロアルキル、C6 -C15のアリールもしくはアリールアルキルを意味するか、または隣接する2個の基が合体して4から15個までの炭素原子を有する環式基を形成してもよく、あるいはさらにSi(R13)3 を意味し、このR13がC1 -C10アルキル、C6 -C15アリールまたはC3 -C10シクロアルキルを意味する)、またはR4 とZが合体して-[Y(R14)2 ]n -E-を形成してもよく、このYが珪素、ゲルマニウム、錫または炭素を、nが1、2、3または4を、Eが【化3】をそれぞれ意味する場合の、少くとも1個のメタロセン錯塩と、(b)以下の式(II)M1 (R15)m (X1 )o IIで表わされ、かつM1 がアルカリ金属、アルカリ土類金属または周期表第III主族金属を、R15が水素、C1 -C10アルキル、C6 -C15のアリール、アルキルアリールまたはアリールアルキル(各アルキルは1から10個までの炭素原子を、各アリールは6から20個までの炭素原子を有する)を、X1 が弗素、塩素、臭素または沃素を、mが1から3の整数を、oが0から2の整数(ただしm+oはM1 の原子価に対応する)をそれぞれ意味する場合の、少くとも1個の金属化合物とから成る混合物を、必要に応じて、以下の式(III)M2 (R16)p (X2 )q IIIで表わされ、かつM2 がアルカリ金属、アルカリ土類金属、周期表第III主族金属または珪素を、R16が水素、C1 -C10アルキル、C6 -C15のアリール、アルキルアリールまたはアリールアルキル(各アルキルは1から10個までの炭素原子を、各アリール基は6から20個までの炭素基を持っていてもよい)を、X2 が弗素、塩素、臭素または沃素を、pが1から3の整数を、qが0から2の整数(ただしp+qはM2 の原子価に対応する)を意味する場合の少くとも1種類の金属化合物で予備処理した担体に施こし、次いで(B)メタロセニウムイオンを形成する化合物の溶液または懸濁液との反応により活性化することにより得られる担体触媒組成物。
IPC (3件):
C08F 4/642 MFG ,  C07F 17/00 ,  C08F 10/00
引用特許:
審査官引用 (1件)

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