特許
J-GLOBAL ID:200903048689574848

合金溶湯の鋳型中での凝固挙動解析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤谷 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-353059
公開番号(公開出願番号):特開平10-175060
出願日: 1996年12月13日
公開日(公表日): 1998年06月30日
要約:
【要約】【課題】合金溶湯の鋳型中での凝固挙動の解析を高い精度で行うこと。【解決手段】合金溶湯の鋳型中の各部分での温度変化を演算することにより凝固挙動の解析を行う方法において、演算時に使用する潜熱放出量の近似式を熱分析により得られる潜熱放出量と凝固開始温度からの温度低下度の関係から導出した近似式としたこと。これにより、多元系の合金にも容易に適用できる高い精度の合金溶湯の鋳型中での凝固挙動の解析を行うことができた。
請求項(抜粋):
鋳型中の合金溶湯の各部分での温度変化を演算することにより凝固挙動を解析する方法において、初期条件として与えられた溶湯の物性、鋳型材の物性、鋳造条件、鋳型の形状、熱伝達係数に基づいて鋳型中の合金溶湯の各部分の温度を演算する際に潜熱放出量として凝固開始温度からの温度低下度との関係を表した以下の数式を付加して演算する合金溶湯の鋳型中での凝固挙動解析方法。【数 1】T<SB>sx</SB>≧T<SB>L </SB>-△T≧T<SB>fx</SB> ...(1)ただし、T<SB>sx</SB>は急激な発熱の開始温度、T<SB>L </SB>は凝固開始温度、△Tは凝固開始温度からの温度低下度、T<SB>fx</SB>は急激な発熱の終了温度、添字xは発熱ピークに対応する符号である。式(1)の範囲においては、【数 2】q=a<SB>x </SB>・exp(b<SB>x </SB>・dT) ...(2)ただし、qは潜熱放出量、a<SB>x </SB>、b<SB>x </SB>は熱分析により求めた定数でありa<SB>x </SB>>0、b<<SB>x </SB>0、dTはT<SB>sx</SB>からの温度低下度である。【数 3】T<SB>fx-1</SB>≧T<SB>L </SB>-△T≧T<SB>sx</SB> ...(3)式(3)の範囲においては、【数 4】q=c<SB>x </SB>・dT+d<SB>x </SB> ...(4)ただし、qは潜熱放出量、c<SB>x </SB>、d<SB>x </SB>は熱分析により求めた定数であり、dTはT<SB>fx-1</SB>からの温度低下度である。
IPC (2件):
B22D 46/00 ,  B22C 9/00
FI (2件):
B22D 46/00 ,  B22C 9/00 E

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