特許
J-GLOBAL ID:200903048732619630

空気圧ブレーキブースタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 正巳 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-501367
公開番号(公開出願番号):特表平10-505803
出願日: 1995年08月17日
公開日(公表日): 1998年06月09日
要約:
【要約】本発明は、低圧力源に常時接続される前方室(14)と、制御ロッド(30)により駆動される三方弁(36)によって前方室(14)又は高圧力源に選択的に接続される後方室(16)とに可動壁構造体(12)によって密封態様で区分され、対称軸線(X-X′)を有するケーシング(10)を包含しており、制御ロッド(30)が、反動ディスク(58)に固着されたプッシュロッド(56)の後面にプランジャ(28)の前面を介して圧接することができ、プランジャが可動壁(12)の孔(26)内を摺動し、三方弁(36)が、可動壁(12)の後方管状部分(22)内に配置され、プランジャ(28)に形成した第1環状弁座(28a)と可動壁(12)に形成した第2環状弁座(20a)とに環状前面(40)を介して相互作用する弁要素(36)を含んでおり、第1環状弁座(28a)が第2環状弁座(20a)と同心で小径のものであり、弁要素(36)の環状前面(40)が可動壁(12)の後方管状部分(22)内を移動することができ、その外方端縁及び内方端縁を介してこの後方管状部分内に密封され、且つ、この弁要素(36)の環状前面(40)の後方に位置する室(44)を、第1環状弁座(28a)と第2環状弁座(20a)との間に位置する空間(35)に連通させる少なくとも1つの開口(46)を含んでいる空気圧ブレーキブースタに関する。本発明によると、低圧力により発生された力とプランジャ(28)に発揮される高圧力により発生された力との合力は、常時ゼロ又は無視できる程度のものである。
請求項(抜粋):
1 低圧力源に常時接続される前方室(14)と、制御ロッド(30)により駆動される三方弁(36)によって前方室(14)又は高圧力源に選択的に接続される後方室(16)とに可動壁構造体(12)によって密封態様で区分され、対称軸線(X-X′)を有するケーシング(10)を包含しており、制御ロッド(30)が、反動ディスク(58)に固着されたプッシュロッド(56)の後面にプランジャ(28)の前面を介して圧接することができ、プランジャが可動壁(12)の孔(26)内を摺動し、三方弁(36)が、可動壁(12)の後方管状部分(22)内に配置され、プランジャ(28)に形成した第1環状弁座(28a)と可動壁(12)に形成した第2環状弁座(20a)とに環状前面(40)を介して相互作用する弁要素(36)を含んでおり、第1環状弁座(28a)が第2環状弁座(20a)と同心で小径のものであり、弁要素(36)の環状前面(40)が可動壁(12)の後方管状部分(22)内を移動することができ、その外方端縁及び内方端縁を介してこの後方管状部分内に密封され、且つ、この弁要素(36)の環状前面(40)の後方に位置する室(44)を、第1環状弁座(28a)と第2環状弁座(20a)との間に位置する空間(35)に連通させる少なくとも1つの開口(46)を含んでいる空気圧ブレーキブースタにおいて、プランジャ(28)がシール(50)を介して可動壁(12)の孔(26)内を密封態様で摺動し、シール(50)が可動壁(12)の孔(26)内に、プランジャ(28)の前面が摺動する容積室(52)を画定し、容積室(52)内の圧力が、低圧力により発生された力とプランジャ(28)に発揮される高圧力により発生された力との合力が常時ゼロ又は無視できる程度のものであるような力をプランジャ(28)に発揮することを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。2 請求項1記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、プランジャ(28)の前面が移動する容積室(52)が、プランジャ(28)に形成した軸線方向の穿孔(54)を介して高圧力源に連通することを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。3 請求項2記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、可動壁(12)の孔(26)の径が、プランジャ(28)に形成した第1環状弁座(28a)の径に等しいことを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。4 請求項3記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、反動ディスク(58)が、プランジャ(28)の前面が移動する容積室(52)と、ブースタの前方室(14)との間を密封することを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。

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