特許
J-GLOBAL ID:200903048758145989
擬似ステレオ装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小橋 信淳 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-023196
公開番号(公開出願番号):特開平5-191896
出願日: 1992年01月13日
公開日(公表日): 1993年07月30日
要約:
【要約】【目的】 モノラルの入力信号に対して擬似ステレオ効果を掛けるに際し、特定の帯域の音像定位を改善すること。【構成】 レベル比較部22によってボーカル帯域と他の帯域とのレベル比較を行い、ボーカル帯域が比較的小さい場合には制御信号生成部23がアッテネータ26,27の減衰量を小さくし、アッテネータ28の減衰量を大きくすることによってその帯域に掛けるべき擬似ステレオ効果を高めるようにした。これにより、ボーカル帯域のレベルが他の帯域のレベルより大きい場合には、モノラルの入力信号のボーカル帯域の擬似ステレオ効果が小さくされるため、ボーカル音の広がりがなくなり、ボーカル音源を定位させることができる。【効果】 ボーカル音の音像を定位させることができるため、たとえばステレオ録音のされていない映画を擬似ステレオ効果を用いて上映する際に、ボーカル音の音像を定位させることができるため、自然な感じを与えることができる。
請求項(抜粋):
モノラルの入力信号に対し擬似ステレオ効果を掛けるための擬似ステレオ装置において、前記モノラルの入力信号から擬似ステレオ信号を生成する擬似ステレオ信号生成手段と、前記モノラルの入力信号から所定帯域を抽出する所定帯域抽出手段と、前記モノラルの入力信号から前記所定帯域を除く他の帯域を抽出する他帯域抽出手段と、前記所定帯域の信号レベルと前記所定帯域を除く他の帯域の信号レベルとの比較、又は前記所定帯域の信号レベルと前記モノラルの入力信号レベルとの比較、又は前記所定帯域を除く他の帯域の信号レベルと前記モノラルの入力信号レベルとの比較を行う信号レベル比較手段と、前記信号レベル比較手段による比較の結果、前記所定帯域の信号レベルが前記所定帯域を除く他の帯域の信号レベルより大きい場合、又は前記所定帯域の信号レベルが前記モノラルの入力信号レベルより大きい場合、又は前記モノラルの入力信号レベルが前記所定帯域を除く他の帯域の信号レベルより大きい場合には、前記擬似ステレオ信号の所定帯域の信号レベルを減少させ、前記それぞれの比較結果が逆の場合には、前記擬似ステレオ信号の所定帯域の信号レベルを増大させる信号レベル制御手段とを具備することを特徴とする擬似ステレオ装置。
IPC (2件):
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