特許
J-GLOBAL ID:200903048787265314

硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を有する表面被覆超硬合金製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-003615
公開番号(公開出願番号):特開平10-204639
出願日: 1997年01月13日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【課題】 硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を有する表面被覆超硬合金製切削工具を提供する。【解決手段】 WC基超硬合金基体の表面に、Al2 O3 層を含む硬質被覆層、例えばTiC層、TiN層、TiCN層、TiO2 層、TiCO層、TiNO層、およびTiCNO層からなるTi化合物層のうちの1種または2種以上と、Al2 O3 層で構成された硬質被覆層を2〜20μmの平均層厚で化学蒸着および/または物理蒸着してなる表面被覆超硬合金製切削工具において、前記硬質被覆層を構成するAl2 O3 層が、異なったX線回折パターンを示す2層以上のAl2 O3 単位層からなり、かつ前記Al2 O3 単位層が、2θで25.5度、同35.5度、同37.2度、および68.4度のいずれかに最強ピークが現われ、前記最強ピーク高さ(H1 )と同じX線回折パターンにおける2番目のピーク高さ(H2 )の比(H1 )/(H2 )が1.5〜2.7であるX線回折パターンを示すAl2 O3 複合層からなる。
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金基体の表面に、α型酸化アルミニウム層を含む硬質被覆層を2〜20μmの平均層厚で化学蒸着および/または物理蒸着してなる表面被覆超硬合金製切削工具において、前記硬質被覆層を構成するα型酸化アルミニウム層を、異なったX線回折パターンを示す2層以上のα型酸化アルミニウム単位層からなり、かつ前記α型酸化アルミニウム単位層が、2θで25.5度、同35.5度、同37.2度、および68.4度のいずれかに最強ピークが現われ、前記最強ピーク高さ(H1 )と同じX線回折パターンにおける2番目のピーク高さ(H2 )の比(H1 )/(H2 )が1.5〜2.7であるX線回折パターンを示すα型酸化アルミニウム複合層で構成したことを特徴とする硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を有する表面被覆超硬合金製切削工具。
IPC (4件):
C23C 16/02 ,  B23B 27/14 ,  C22C 29/08 ,  C23C 16/30
FI (4件):
C23C 16/02 ,  B23B 27/14 A ,  C22C 29/08 ,  C23C 16/30

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