特許
J-GLOBAL ID:200903048813506864

ベルト式連続鋳造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 明田 莞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-007503
公開番号(公開出願番号):特開平9-192790
出願日: 1996年01月19日
公開日(公表日): 1997年07月29日
要約:
【要約】【課題】 対の鋳造ベルトで形成される鋳型内に溶融金属を供給して薄板状の鋳片を連続的に作り出すベルト式連続鋳造方法において、鋳造速度を大きくしても、該鋳型上流部で直ちに厚い凝固シェルを形成させて、良好な表面性状の鋳片が得られる鋳造方法を提供する。【解決手段】 前後のプーリー(1) で回動させる対の鋳造ベルト(2) で形成される鋳型内を、上流側の第1冷却領域(C1)と続く下流側の第2冷却領域(C2)とに分け、第1冷却領域(C1)の各冷媒噴射ノズル(3) から水と粒状氷とが混在するシャーベット状の冷媒を吹き付けて、該鋳型内の浸漬ノズル(5a)の出口付近の鋳造ベルト(2) を冷却する。【効果】 該冷媒中の固相の溶解潜熱と液相の冷熱とによって、鋳型内上流部のベルト冷却を強化して、浸漬ノズルからの溶融金属の流れにより掻き乱されたり溶損や剥離することのない厚い凝固シェルを形成させることができる。
請求項(抜粋):
対向して平行に配され、かつ相互の対向面が同方向に移動するようにエンドレスに回動する対の鋳造ベルトと、この対の鋳造ベルトの対向部両側に配されて該鋳造ベルトと同調して移動する対のサイドダムとによって形成される鋳型内に、その上流側端部に挿入された浸漬ノズルを介して溶融金属を供給し、移動する対の鋳造ベルトの対向面と接触させる一方、それら鋳造ベルトを背面側から冷却して、該溶融金属を移動過程で順次凝固させて薄板状の鋳片を連続的に作り出すベルト式連続鋳造方法において、前記鋳型内の浸漬ノズル出口付近の鋳造ベルト背面に固相と液相が混在する固液共存の冷媒を吹き付け、該冷媒中の固相の溶解潜熱と液相の冷熱とによって、鋳型内上流部の鋳造ベルトを冷却することを特徴とするベルト式連続鋳造方法。
IPC (3件):
B22D 11/06 340 ,  B22D 11/06 ,  B22D 11/04 314
FI (3件):
B22D 11/06 340 A ,  B22D 11/06 340 B ,  B22D 11/04 314 B

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