特許

J-GLOBAL ID：200903048829423357

低電圧動作温度安定特性電流源回路

発明者： 佐々木 浩美 ,  三宅 敏英
出願人/特許権者： シャープ株式会社
代理人 (1件)： 藤本 博光
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-127905
公開番号（公開出願番号）：特開平5-297967
出願日： 1992年04月22日
公開日（公表日）： 1993年11月12日
要約：

【要約】【目的】 約1V弱程度の電源電圧で動作し、温度に対して安定な定電流源回路を実現することができ、更に言えば電源電圧の変動に対して安定な、ICの動作電圧低下の要請に応え得る。【構成】 トランジスタQ2に流れる電流I1と抵抗R1に流れるI2が、等しくなるように抵抗R1の値を選ぶと、電流I2は、I2=Vbe(Q2)/R1となる。但し、Vbe(Q2)はトランジスタQ2のベース-エミッタ間電圧である。従って、電流I2は、電圧Vbe(Q2)に比例(約ー3300ppm/度C)する電流となる。出力電流Iout =I1+I2であるから,電流I1とI2の温度特性が相殺され、結局温度に対して安定な出力電流Iout を得ることができる。しかも,約1V弱の電圧で動作が可能となる。

請求項（抜粋）：

絶対温度比例特性を持った電流源に、コレクタが接続されたNPN型の第一のトランジスタとベースが接続されたNPN型の第六のトランジスタと、前記第一のトランジスタのベースに、ベースおよびコレクタが接続されたNPN型の第二のトランジスタとコレクタが接続されたPNP型の第三のトランジスタと、前記第三のトランジスタのベースに、ベース及びコレクタが接続されたPNP型の第四のトランジスタとベースが接続されたPNP型の第五のトランジスタと、前記第二のトランジスタのコレクタと接地間に接続された第一の抵抗とを備え、第四のトランジスタのコレクタと第六のトランジスタのコレクタが接続され、第一及び第二のトランジスタのエミッタは接地され、第六のトランジスタは第六の抵抗を介して接地され、第三、第四及び第五のトランジスタのエミッタはそれぞれ第三、第四及び第五の抵抗を介してプラス電源に接続された構成を有することを特徴とする低電圧動作温度安定特性電流源回路。