特許
J-GLOBAL ID:200903048860260709

張力作動式ガス放出防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 増田 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-150842
公開番号(公開出願番号):特開平11-351499
出願日: 1995年05月12日
公開日(公表日): 1999年12月24日
要約:
【要約】【課題】 放出防止のための所要コストが低減し、誤作動や不作動がなくて信頼性が高いとともに、容器の交換作業が簡便かつ能率良く行なえる張力作動式ガス放出防止装置を提供する。【解決手段】 ニップル本体1の中空部6に防止器本体7をスライド可能に嵌合し、ホース16を防止器本体7に接続し、ニップル本体1のガス導入口2と防止器本体7の中空部9とを連絡するガス取り出し通路に弁手段13を設け、ニップル本体1の内周面にストッパー受入れ溝5を設け、防止器本体7の外周面にストッパー係脱溝11を設け、C-リング状のストッパー15がストッパー受入れ溝5とストッパー係脱溝11に跨って係合して、防止器本体7をスライド不能に拘束する一方、異常張力が作用して防止器本体7が牽引されるとき、ストッパー15が半径方向に弾性変形してストッパー係脱溝11から脱出する。
請求項(抜粋):
容器20側に接続されるニップル本体1の先端部側にガス導入口2を設け、ニップル本体1の中空部6に防止器本体7を先端側あるいは基端側へとスライド可能に嵌合し、防止器本体7の中空部9と連通するホース16を防止器本体7の基端部側に接続し、ニップル本体1の内周面と防止器本体7の外周面間の気密を保持するシール部材14を設け、ニップル本体1の前記ガス導入口2と防止器本体7の前記中空部9とを連絡するガス取り出し通路に弁手段13を設けてあり、ホース16に異常張力が作用していない状態においては、防止器本体7が先端側にスライドしていて前記弁手段13による前記ガス取り出し通路の閉塞が不成立である一方、ホース16に異常張力が作用して防止器本体7が基端側にスライドした状態においては、前記弁手段13による前記ガス取り出し通路の閉塞が成立するようにした張力作動式ガス放出防止装置において、ニップル本体1の内周面と防止器本体7の外周面の一方にストッパー受入れ溝5を設け、該ニップル本体1の内周面と防止器本体7の外周面の他方にストッパー係脱溝11を設けてあり、防止器本体7が先端側にスライドしているときには、C-リング状のストッパー15が前記ストッパー受入れ溝5と前記ストッパー係脱溝11に跨って係合することによって、防止器本体7を基端側へスライドしないように拘束する一方、ホース16に異常張力が作用して防止器本体7が基端側に牽引されるとき、前記ストッパー15が前記ストッパー係脱溝111の溝壁面11aに押されて半径方向に弾性変形し、該ストッパー係脱溝11から脱出することによって、防止器本体7の前記スライド拘束を解除することを特徴とする張力作動式ガス放出防止装置。

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