特許
J-GLOBAL ID:200903048897398867

紙幣識別装置に於ける印刷インクの微小盛り上り検出部

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木幡 行雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-333419
公開番号(公開出願番号):特開平8-167059
出願日: 1994年12月14日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】【目的】 紙幣の検出ゾーンに存在する印刷インクの微小盛り上りをより正確に検出し得るようにすること。【構成】 紙幣Mを搬送する搬送装置2と、搬送される紙幣Mの検出ゾーンの微小盛り上りを検出する微小盛り上り検出部1と、一連の検出信号の値を処理及び評価して紙幣Mの真贋を判定する識別判定部3とからなる。微小盛り上り検出部1は、搬送装置2の上方に、下から順に配した、対物レンズ4、ビームスプリッタ5及び近赤外線レーザの発光素子6と、ビームスプリッタ5で分割された光束の進行方向に順に配した、シリンドリカルレンズ7及び四個の受光素子を縦横に配した受光部8と、焦点の変動に対応する受光部8の各受光素子の受光量に基づいて所定の演算を行なう演算部9とで構成する。
請求項(抜粋):
微小盛り上り検出部、該微小盛り上り検出部で識別対象紙幣をその検出ゾーンに沿って走査すべく相互を相対的に移動させる走査用移動部、及び前記微小盛り上り検出部で前記検出ゾーンの走査によって得られた一連の微小盛り上りの有無及び盛り上り高さを示す信号を真正紙幣についてのそれと比較して前記識別対象紙幣が真正紙幣であるか否かを判定する識別判定部とからなる紙幣識別装置に於いて、前記微小盛り上り検出部を、識別対象紙幣の検出ゾーンに対面する対物レンズと、対物レンズを通じて検出ゾーンにスポット光を照射する光源と、前記対物レンズと上記光源との間に配したビームスプリッタと、上記ビームスプリッタでスプリットされた光束にその焦点の変動量に応じた状態変化を発生させる変化発生手段と焦点の変動により上記変化発生手段を経て生じた光束の状態変化の変化量を検出する状態検出手段と、上記状態検出手段の検出した変化量出力を演算して微小盛り上りの有無及び盛り上り高さを示す信号を出力する演算手段と、で構成した紙幣識別装置に於ける印刷インクの微小盛り上り検出部。

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