特許
J-GLOBAL ID:200903048916480553

角形電池缶の成形方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 由美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-067048
公開番号(公開出願番号):特開平9-237613
出願日: 1996年02月27日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】【課題】 開口部近傍に厚肉段部を有する角形電池缶を厚肉段部の肉厚より薄い素材板金から増肉することにより厚肉段部の肉厚を確保し、角筒部の肉厚を均一に絞り成形する成形方法の提供。【解決手段】 素材板金を円板状のブランクに打ち抜いてカップ状の有底円筒体に絞り成形し、この有底円筒体ワークの上端部をパンチ5で押圧して、ダイ3のテーパ面3aに押し込み、円筒部を加圧しながらその肉厚を増肉するとともに絞り成形する。続いて円筒部を断面楕円形状を経てほぼ小判形状に絞り成形する際に、下流の角絞り工程で厚肉化され易い角部対応部位を予め薄くしごき成形しておき、角絞り工程で均一な肉厚の有底角筒部を絞り成形し、開口部近傍の段部成形,上部角絞り,トリミング等の各工程を経て角形電池缶を完成させる。
請求項(抜粋):
開口部近傍に厚肉段部を有する有底角筒体の角形電池缶を前記厚肉段部の肉厚よりも薄い板厚の素材から成形する方法であって、有底円筒体に形成されたワークの開口端を円筒軸方向に押圧して円筒部を加圧しながら押し込み絞り成形するとともに該押し込み絞り成形時の抵抗により圧縮方向にかかる力で素材板厚よりも円筒部の肉厚を厚く増肉させる増肉絞り工程と、増肉された前記円筒部を断面楕円形状に絞り成形するとともに下流の工程においてほぼ小判形状に形成される角部周辺の肉厚を減肉させるべくしごき成形をする再絞り工程と、前記楕円形状をほぼ小判形状に絞り形成するとともに下流の工程において長方形状に形成される角部周辺の肉厚を減肉させるべくしごき成形をする再絞り工程と、前記ほぼ小判形状を下流の工程において形成される厚肉段部から開口部側を除き長方形状の有底角筒部に絞り成形する第1角絞り工程と、開口部近傍の内側に厚肉段部を成形する段部成形工程と、前記厚肉段部から開口部側を前記有底角筒部よりも拡幅された長方形状の拡幅角筒部に絞り成形する第2角絞り工程とを順に含んでなることを特徴とする角形電池缶の成形方法。
IPC (4件):
H01M 2/02 ,  B21D 22/22 ,  B21D 22/26 ,  B21D 51/18
FI (4件):
H01M 2/02 A ,  B21D 22/22 ,  B21D 22/26 C ,  B21D 51/18 A

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