特許
J-GLOBAL ID:200903048924419880
路面走行車における制動圧・制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小沢 慶之輔
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-228647
公開番号(公開出願番号):特開平7-081540
出願日: 1994年08月30日
公開日(公表日): 1995年03月28日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 自動制御全制動の際に走行車減速の最大の値が確実に利用できる。【構成】 空気圧式制動力増幅器7とアンチロック装置とを持った液圧式二回路形制動設備の制動圧制御装置において、各ブレーキ回路に、マスターシリンダ8の圧力出口9,11に接続する位置からこの圧力出口を主制動配管31,32に対して遮断する位置に切り換えできる電気制御式の切換弁63,66と、この圧力出口を逆送りポンプ23,24の低圧入口33,34に対して遮断する位置からその圧力出口を逆送りポンプに接続する位置に切り換えできる電気制御式の充填制御弁67,68が設けられる。更に電子制御装置58が設けられ、この装置が、センサ・出力信号の処理により、自動全制動に対して必要な切換弁制御弁、逆送りポンプ、アンチロック装置の各弁および制御弁53を制御する。
請求項(抜粋):
静圧ブレーキ回路(I,II)と個々のブレーキ回路において逆送り原理に基づいて作動するアンチロック装置(ABS装置)(12)とを有し、個々のブレーキ回路(I,II)にブレーキ装置として設けられたマスターシリンダ(8)の圧力出口(9,11)が付属され、このマスターシリンダ(8)がブレーキペダル(6)によって空気圧式制動力増幅器(7)を介して作動され、この制動力増幅器(7)が永続的に低圧に維持されている低圧室(70)に対してピストンによって可動的に境界づけられた作動室(75)を有し、この作動室(75)をペダル力に単調に関係する圧力で付勢することによって、力の増強が制御されこれにより目標制動が行われ、補助力・制御弁(53)の切換によって前記作動室(75)を大気圧あるいは高い圧力で付勢することによって、全制動に対して十分な高い制動力が発生され、前記補助力・制御弁(53)の切換が、運転手がブレーキペダル(6)を作動する力の速度【記号1】あるいは変化率【記号2】がその敷居値【記号3】を超過したときに出力信号を発生する電子制御装置(58)の出力信号によって開始され、前記アンチロック装置(12)が、車輪ブレーキ(2〜5)にそれぞれ付属された電気制御式の入口弁(13,14,16,17)と出口弁(18,19,21,22)並びにブレーキ回路(I,II)にそれぞれ付属された電気駆動式の高い出口圧力レベルに設計された逆送りポンプ(23,24)を有し、アンチロック調整の圧力消滅過程においてその都度のブレーキ回路(I,II)の戻り配管(26,27)に放出される制動液が前記逆送りポンプ(23,24)によってその主制動配管(31,32)に戻されるような液圧式多重回路特に二回路形制動設備を持った路面走行車における制動圧・制御装置において、各ブレーキ回路(I,II)に電気制御式の切換弁(63,66)並びに電気制御式の充填・制御弁(67,68)が設けられ、前記切換弁(63,66)が、その都度のブレーキ回路(IないしII)の主制動配管(31ないし32)をこれに付属された制動装置(8)の圧力出口(9ないし11)に接続する機能位置(0)から、圧力出口(9ないし11)を主制動配管(31ないし32)に対して遮断する機能位置(I)に切り換えでき、前記充填・制御弁(67,68)が、制動装置(8)の圧力出口(9ないし11)をその都度のブレーキ回路(IないしII)の逆送りポンプ(23ないし24)の低圧入口(33ないし34)に対して遮断する機能位置(0)から、その都度の圧力出口(9ないし11)をその都度の逆送りポンプ(23ないし24)の低圧入口(33ないし34)に接続する機能位置(I)に切り換えでき、電子制御装置(58)が設けられ、この電子制御装置(58)が、ブレーキペダル(6)の操作様式についておよび又は走行車の動的挙動についての情報を含んでいるセンサ・出力信号の処理により、制動設備の高い制動圧レベルにおける自動運転に対して必要な切換弁(63,66)、充填・制御弁(67,68)、逆送りポンプ(23,24)、アンチロック装置(12)の入口弁、出口弁および補助力・制御弁(53)に対する制御信号を発生することを特徴とする路面走行車における制動圧・制御装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
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特開平4-334649
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特開平4-135958
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特開平4-121260
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