特許
J-GLOBAL ID:200903048930774110

装飾成形品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹下 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-240817
公開番号(公開出願番号):特開平8-276462
出願日: 1986年11月28日
公開日(公表日): 1996年10月22日
要約:
【要約】【課題】 取付具またはボスなどの取付具の固定手段を基層側部材の裏面の自由な位置に制限なく設け、これらが表層側部材を介して目視されず、塗膜層を裏面側に形成する必要のない美観に優れた装飾成形品を製造する。【解決手段】 基層側部材21または表層側部材23のいずれか一方の部材を第1の部材とし、溶融温度の高い溶融樹脂を射出成形して第1の部材21を得、次いで第1の樹脂よりも溶融温度の低い第2の溶融樹脂を第1の部材21の上に射出成形して第2の部材23を形成すると共に両部材21,23を積層一体化し、且つ、基層側部材21を射出成形する際に取付具または取付具の固定手段21bを基層側部材21の裏面から一体に突出するよう形成する。
請求項(抜粋):
透明な合成樹脂から透視可能に形成された表層側部材と、着色不透明な合成樹脂から透視不能に形成された基層側部材とが組み合わされ、被取付体に取り付けられる装飾成形品を製造するにあたり、表層側部材または基層側部材のいずれか一方の部材を第1の部材として、第1のキャビティ型と第1のコア型とで形成される第1のキャビティ空間に所定の第1の温度で溶融する第1の樹脂を溶融させて第1の射出ゲートから射出して該第1の部材を先に形成し、次いで、第1の部材をいずれか一方の第1の型に保持した状態で、第2のコア型と第2のキャビティ型のいずれか一方の第2の型と第1の部材とで形成される第2のキャビティ空間に、第1の樹脂と相溶性を有し、前記第1の温度よりも低い第2の温度で溶融する第2の樹脂を、第1の部材を熱で溶かし混ざり合わない程度の温度に加熱して溶融させて第2の射出ゲートから射出し、他の一方の第2の部材を形成するとともに両部材を積層一体化し、且つ、基層側部材を射出成形する際に、装飾成形品を被取付体に取り付けるための取付具または取付具の固定手段を基層側部材の裏面から一体に突出するように形成し、表層側部材を通して、基層側部材の表面は目視できるが、裏面の前記取付具または取付具の固定手段は目視不能になるようにしたことを特徴とする装飾成形品の製造方法。

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