特許
J-GLOBAL ID:200903048970043797

高温部材の脆化予測方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高橋 明夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-025371
公開番号(公開出願番号):特開平6-242105
出願日: 1993年02月15日
公開日(公表日): 1994年09月02日
要約:
【要約】【目的】 高温使用実機部材の将来の脆化度の予測を極めて高精度に行う。【構成】 任意の時間t1が経過した時点で、先の時点t2等の時点の脆化予測を行う場合、t1にて粒界のP濃度を実測するする(S1、S2、S3)。S4では、t1の粒界P濃度(実測値)と予測計算モデルを用いて算出したt1におけるP濃度計算値とを照合し、上記計算値が実測値に近づくように予測計算モデルを修正し、修正後の予測計算モデルを用いてt2のP濃度を予測計算する。t2の予測計算値から予め実験で求めた粒界偏析-FATT特性データを用いて計算値に対応のFATTを推定しタービン部材の今後の脆化を予測する(S5)。実測値として粒界腐食法の粒界深さ溝を用いることも可能である。
請求項(抜粋):
脆化予測の評価対象となる材料組織の不純物元素の粒界偏析量と脆性破面遷移温度との関係を予め実験的に求めると共に、評価対象部材の経時的な不純物元素の粒界偏析の変化を計算式により求めるための予測計算モデルを成立させておき、前記評価対象部材の任意の時間経過後の不純物元素の粒界偏析量を実測して、この実測値に前記予測計算モデルによって求めた粒界偏析計算値が近づくように該予測計算モデルを修正し、この修正された予測計算モデルを用いて将来の任意の時点の前記評価対象部材の不純物元素の粒界偏析量を算出し、この算出された粒界偏析量から前記実験的に求めた不純物元素の粒界偏析量と脆性破面遷移温度との関係を用いて将来の任意の時点の脆性破面遷移温度を推定して前記評価対象部材の脆化度を予測することを特徴とする高温部材の脆化予測方法。
IPC (2件):
G01N 33/20 ,  G06F 15/20

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