特許
J-GLOBAL ID:200903048992627113

土砂掘削用機械及び土砂掘削用爪部部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 幸彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-001835
公開番号(公開出願番号):特開平7-207713
出願日: 1994年01月13日
公開日(公表日): 1995年08月08日
要約:
【要約】【目的】土木用機械等、岩石や土砂を破砕、掘削および採取する特に、ブルド-ザ-やパワ-ショベル等に装着されるポイントツ-ス(爪)の耐摩耗性および寿命の向上を図る。【構成】土砂掘削用の掘削爪(ポイントツ-ス)を焼もどし処理によりビッカ-ス硬さが550〜700を有するマルテンサイトのマトリックス相中にNbを主とする複合炭化物を析出した混合組織をもつ鋼材で構成した。また該鋼材は重量%で、C:0.35〜0.50%、Si:0.30〜2.00%、Mn:1.00%以下、P:0.03%以下、S:0.03%以下、Ni:1.00〜2.50%、Cr:0.50〜5.00%、Mo:0.30〜1.50%、B:0.0005〜0.003%からなる組成に、さらにV/Nb比が1.0以下(V:0.15〜0.60%、Nb:0.10〜0.5%)を複合含有した鋳鋼材であることが好ましい。【効果】土砂掘削爪の使用時の摩耗損傷による寿命の延長、作業効率の向上並びにコスト低減が図れる。
請求項(抜粋):
バケットに取り付けられる、複数の屈曲可能な接続部を介し油圧、電動機等の動力を伝達するように構成され、更に前記バケットの回転動作のための支持軸と対向する位置に設けられる土砂掘削用爪を備える土砂掘削機械において、前記爪部の部材が前記組成を有する組成鋼を部品形状に溶製後、焼入処理を900〜1000°C、焼もどし処理を300〜600°Cからなる温度領域での熱処理を行い、ビッカ-ス硬さを550〜700とし、かつ焼もどしマルテンサイトのマトリックス中にNbを主とする複合炭化物を析出させた混合組織とした材料であることを特徴とする土砂掘削機械。
IPC (4件):
E02F 9/28 ,  C21D 6/00 ,  C21D 9/00 ,  C21D 9/22

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