特許
J-GLOBAL ID:200903049093770000

基地局アンテナ指向性制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柿本 恭成
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-144653
公開番号(公開出願番号):特開平9-326746
出願日: 1996年06月06日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】【課題】 セクタセル構成に基づく移動通信システムにおいて、移動局の場所的な分布に疎密がある場合に移動通信システムの効率が悪くなるという問題を解決する。【解決手段】 セクタ総受信電力観測部11は、セクタ21〜23に対応する指向性アンテナで受信される信号の総受信電力を観測し、この観測結果をセクタ境界演算部12へ出力する。演算部12は、セクタ21,22,23間の境界方向θ1,θ2,θ3が最適な値になるように演算し、この演算結果をアンテナ指向性制御部13へ出力する。制御部13は、移動局の分布に基づいて適応的に境界方向θ1,θ2,θ3を変化させるために、アンテナ指向性を変更する。これにより、移動局の場所的な分布に疎密がある場合でも、各セクタ21,22,23における通信品質が均一になり、システム全体での効率が向上する。
請求項(抜粋):
複数のセルによってサービスエリアが構成され、これらの各セル毎に、指向性アンテナを有する基地局がそれぞれ設置され、前記基地局の指向性アンテナによって前記各セルが複数のセクタで分割される、セクタセル構成に基づく移動通信システムにおいて、前記各基地局においてそれぞれ実行される方法であって、前記各セクタに対応する指向性アンテナ毎に、受信される信号の総受信電力を、セクタ総受信電力として観測し、前記セクタ毎に観測されたセクタ総受信電力に基づき、前記複数のセクタのうちのある対象セクタと該対象セクタに隣接した隣接セクタとの境界の方向を、該対象セクタに対するセクタ総受信電力が該隣接セクタに対するセクタ総受信電力よりも大きい場合は、該対象セクタのカバーエリアが狭まる方向に、該対象セクタに対するセクタ総受信電力が該隣接セクタに対するセクタ総受信電力よりも小さい場合は、該対象セクタのカバーエリアが広がる方向に、該対象セクタに対するセクタ総受信電力と該隣接セクタに対するセクタ総受信電力との差に比例した角度だけ移動するように、それらの各セクタに対応する指向性アンテナの指向性を制御することを特徴とする基地局アンテナ指向性制御方法。
IPC (3件):
H04B 7/26 ,  H04Q 7/36 ,  H04J 13/00
FI (3件):
H04B 7/26 B ,  H04B 7/26 105 Z ,  H04J 13/00 A

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