特許
J-GLOBAL ID:200903049098699400

陰極線管のランディング調整装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小松 祐治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-072179
公開番号(公開出願番号):特開平5-236517
出願日: 1992年02月24日
公開日(公表日): 1993年09月10日
要約:
【要約】【目的】 環境温度の影響を考慮した陰極線管のランディング調整を実現する事によって調整作業の効率化や適正化を図る。【構成】 ランディング調整装置1において、測定対象となるTV受像機2のCRTの管面温度を温度測定部3により非接触で計測して計測処理部7に送出するとともに、TV受像機2の表示面2aに取付けられたランディングセンサー4、4、・・・によってCRTのランディング量の一次情報を計測してランディング量計測部5を介して計測処理部7に送出する。計測処理部7にはCRTの環境温度に対する応答特性に関する情報が予め用意されており、計測処理部7は温度測定部3からの検出情報を受けてCRTの内部状態を把握し、状態に応じたランディングの調整目標値を算出し、これと現在値とのズレを求めてモニター6上に表示する。調整者は、モニター6の表示情報を参照しながら現在の調整値が許容範囲内となるようにランディングの調整を行う。
請求項(抜粋):
陰極線管の管面温度を測定するための温度測定手段と、陰極線管の温度変化に伴うパネルガラスと色選別マスクとの間の伸縮の差によって生じる電子ビームと蛍光体との対応関係のズレを検出するためのランディング検出手段と、温度測定手段やランディング検出手段からの情報を処理して陰極線管の内部状態に対して適正なランディングの調整条件を算出するとともにこれを表示手段に送出する計測処理手段とを備えた陰極線管のランディング調整装置であって、計測処理手段が、基準温度におけるランディングの調整目標値を設定する目標値設定手段を備えるとともに、環境温度の変化に対する陰極線管の応答特性を予め調べることによって得られる環境温度に対するランディング特性の変化に基づいて、温度測定手段による陰極線管の温度情報を受けた時に基準温度での調整目標値に対する補正値を算出して調整時の温度における適正な調整目標値を得る補正値算出手段とを備え、目標値設定手段による調整目標値と、ランディング検出手段によって得られる現時点での調整値及び/又は両者の差を表示手段に送出するようにしたことを特徴とする陰極線管のランディング調整装置。

前のページに戻る