特許
J-GLOBAL ID:200903049108988090

免疫クロマトグラフィー装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 東島 隆治 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-265549
公開番号(公開出願番号):特開平11-153601
出願日: 1998年09月18日
公開日(公表日): 1999年06月08日
要約:
【要約】【課題】 検出時に生じるバックグラウンドの着色やブランクの発生による、S/N比の低下や誤動作をなくし、水性試料中の抗原を正確、かつ迅速に検出できる免疫クロマトグラフィー装置を提供する。また、感度の向上と反応時間の低減を図り、反応のダイナミックレンジを拡大する。【解決手段】 試験片を構成する多孔質担体の試料導入部から判定部までの間に添加剤含浸部を設け、そこに界面活性剤、アンモニウム塩、およびpH緩衝剤の少なくとも一種を、試料に溶出して担体内を試料とともに移動できるように担持させる。また、標識抗体を担持している標識部を複数に分割する。さらには、試料が標識部を直列に通過して判定部に至る流路の他に、標識部の端部のみまたは標識部をまったく経由せずに直接判定部に至る流路を設ける。
請求項(抜粋):
抗原・抗体の特異的結合反応に基づいて水性試料液中の抗原を検出する免疫クロマトグラフィー装置であって、検出対象の抗原に結合する少なくとも2種の抗体、および前記抗体の一方を含む標識部と抗体の他方を含む判定部とを試料導入部に導入された試料が標識部を経て判定部に移動するように両者を配列した多孔質担体からなる試験片を備え、前記一方の抗体は化学的に可視化処理が施されており、担体に導入される試料液により溶出し、担体内を試料の移動とともに移動できる状態で担体の標識部に含有され、他方の抗体は担体の判定部に、試料の移動に伴う位置の変化が起きない強度で固定化されており、さらに前記担体には、試料導入部から判定部までの間に添加剤含浸部が設けられ、添加剤含浸部には界面活性剤、アンモニウム塩、およびpH緩衝剤からなる群より選ばれた少なくとも1種が、試料液により溶出し、担体内を試料の移動とともに移動できる状態で担持されていることを特徴とする免疫クロマトグラフィー装置。
IPC (2件):
G01N 33/543 521 ,  G01N 33/536
FI (2件):
G01N 33/543 521 ,  G01N 33/536 A
引用特許:
審査官引用 (4件)
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