特許
J-GLOBAL ID:200903049113990591

可逆感熱記録材料

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小鍜治 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-258906
公開番号(公開出願番号):特開平5-318913
出願日: 1991年10月07日
公開日(公表日): 1993年12月03日
要約:
【要約】【目的】 加熱により可逆的に記録、消去が可能で、優れた記録性能とコントラストを有する可逆感熱記録材料を提供する。【構成】 有機結晶粒子6としてヘキサデカンジカルボン酸0.5gとベヘン酸0.5gとを用い、マトリクスポリマ5として部分ケン化した塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体3gを用い、アルミ蒸着反射層2を形成したポリエステル高分子シ-ト1上に、10μmの厚さで記録層3を形成し、さらに表面コ-ト層4を形成した。この記録媒体の記録特性は、透明化温度領域は約68〜105°Cで安定な記録ができ、マクベス濃度で透明時1.5、白濁不透明時0.68の良好なコントラストの記録が得られ、消去・再記録しても特性に変化がなかった。
請求項(抜粋):
有機結晶粒子がマトリクスポリマ中に分散された高分子組成物を含む記録材料において、前記有機結晶粒子が融点120°C以上の脂肪族ジカルボン酸と、水素結合性の水酸基、カルボキシル基、あるいは酸アミド基の少なくとも1つの基を有し融点が50〜100°Cである直鎖脂肪族化合物とを含む混合物からなり、その混合比が重量で3対7から8対2の範囲にあって、前記マトリクスポリマが水素結合基を有する熱可塑性透明ポリマであり、加熱温度によって可逆的に透明度が変化し、透明化温度幅が20°C以上であることを特徴とする可逆感熱記録材料。

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