特許
J-GLOBAL ID:200903049136034167

アンチスキッド制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-251748
公開番号(公開出願番号):特開平7-101326
出願日: 1993年10月07日
公開日(公表日): 1995年04月18日
要約:
【要約】【目的】 ABS作動時、車両横運動状態の目標値と実際値の偏差だけでなく、運転者の制動減速度に対する要求度をも判断し、該要求度に応じても制御をし、車両操縦性と制動減速度との両立を図る。【構成】 コントローラは車両走行状態を検知するものとしてヨーレイトの偏差を、又運転者の減速度の要求値を判断するものとしてマスターシリンダ圧PM を検知し、スリップ率をより車両の走行状態に応じて制御する。通常は、目標スリップ率を制動力重視型の設定とし、路面μ等によらず、最大の制動力を発生する事を目指す。車両挙動が乱れヨーレイト偏差が生じると、横力をアップさせる為に、横力重視型に設定を変更する。しかし障害物等の接近により、運転者の制動減速度への要求が大きい事を圧PM により判断した場合には、上記偏差に応じた目標スリップ率の設定変更に対し、制動力重視の設定に再び変更する。
請求項(抜粋):
車輪速を検出する車輪速検出手段と、車体速度または車体速度に相当する量を推定する車速推定手段と、操舵角を検知する操舵角検出手段と、車両の横方向の運動状態を検出する横運動状態検出手段と、車速及び操舵角に基づき目標の横運動状態を算出する目標横運動状態算出手段と、前記横運動状態検出手段により検出される横運動状態と前記目標横運動状態との偏差に応じて、制御対象各輪の目標スリップ状態を独立に算出し、制動力重視に設定されている通常の目標スリップ状態を、前記偏差が大になるほど横力重視側に変更する目標スリップ状態算出手段と、前記車輪速検出手段の出力と車速推定手段の出力とから算出される車輪スリップ状態が前記目標スリップ状態になるように、各輪の制動力を制御する制動制御手段と、その出力により制動液圧を制御する制動液圧制御手段とを有するアンチスキッド制御装置であって、ブレーキペダル踏力またはマスターシリンダ圧を検知し、該検知した値の大きさからドライバーの減速度の要求を判断する要求減速度判断手段を備え、前記目標スリップ状態算出手段は該要求減速度判断手段でドライバーの減速度の要求が高いと判断されるほど、目標スリップ状態を制動減速度重視側に変更することを特徴とするアンチスキッド制御装置。
引用特許:
出願人引用 (5件)
  • 特開平4-146863
  • 特開平2-141356
  • 特開平4-135958
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審査官引用 (5件)
  • 特開平4-146863
  • 特開平4-135958
  • 特開平2-141356
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