特許
J-GLOBAL ID:200903049140129849

難クロム溶出型の耐パンチング性及び耐プレッシャーマーク性に優れたガードフィルムフリー型プレコート鋼板

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢葺 知之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-184276
公開番号(公開出願番号):特開平9-029888
出願日: 1995年07月20日
公開日(公表日): 1997年02月04日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 下地クロメート皮膜の形態改質による塗膜密着性の改善とトップ塗膜の改質による金型摩耗の抑制による耐パンチング性の改善及び鋼板自重に耐える。【解決手段】 ?@クロメート皮膜下層への金属皮膜の形成:亜鉛系めっき鋼板の表面に、Ni、Co、Fe、Zr、Sb、V、Mo、Wの少なくとも一種以上からなる金属皮膜を形成する。?Aクロメート皮膜の形成:金属皮膜の上層に総Cr付着量で10〜150mg/m2 形成する。?Bトップ塗膜の形成:塗膜Tgが5〜70°C、主樹脂のポリエステル樹脂の分子量が15000〜50000、又その配合量を固形分重量比で30〜90%に特定する。【効果】 Cr溶出が殆どなく、かつ鮮映性の高いトップ塗装面への耐パンチング性と耐PM性を両立付与したノンガードフィルム型のプレコート鋼板を得る。
請求項(抜粋):
亜鉛系めっき鋼板又は溶融アルミニウムめっき鋼板の表面に、Ni,Co,Fe,Zr,Sb,V,Mo,Wの少なくとも一種以上からなる金属皮膜が3〜50mg/m2 形成され、その上層に総Cr量比でCr3+が10〜50%、一次平均粒径3〜50mμmの気相シリカが総Cr量比で0.5〜2.0でなるクロメート組成物が総Cr付着量として10〜150mg/m2 形成してなり、さらにその上層にその塩基を亜鉛カリウム或いはリン酸亜鉛カリウムで特定してなる塩基性亜リン酸塩系の防錆顔料を樹脂100重量部に対して10〜100重量部でなる高分子ポリエステル樹脂系プライマー塗膜を固形皮膜として0.5〜10μm形成したのち、その最上層にトップ塗膜として、塗膜のガラス転移点(Tg)が5〜70°C、平均分子量が15000〜50000のメラミン硬化型高分子ポリエステル樹脂が固形分重量比で30〜90%、この樹脂に殆ど融合しない一次平均粒径2〜50μmの有機樹脂粒子が骨材として固形分重量比で1〜50%及び滑剤として融点が80〜130°Cのポリエチレンワックスが固形分重量比で1〜5%含有してなるトップ塗膜を形成してなることを特徴とした、難クロム溶出型の耐パンチング性及び耐プレッシャーマーク性に優れたガードフィルムフリー型プレコート鋼板。
IPC (2件):
B32B 15/08 ,  B05D 7/14
FI (2件):
B32B 15/08 G ,  B05D 7/14 A

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