特許
J-GLOBAL ID:200903049167737646

アクリル酸からの酢酸の分離方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保山 隆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-280873
公開番号(公開出願番号):特開平10-120618
出願日: 1996年10月23日
公開日(公表日): 1998年05月12日
要約:
【要約】【課題】 廉価かつ簡便に粗アクリル酸溶液中より高次に酢酸を分離除去する方法を提供する。【解決手段】 (1) プロピレン及び/またはアクロレインを分子状酸素で接触酸化して生成するガスを冷却及び/または水に吸収して得られる粗アクリル酸水溶液又は該水溶液中のアルデヒド類を予めストリッピングにより除去した水溶液、および酢酸と水のそれぞれと共沸し得る溶媒(以下、共沸剤と称する)を第1蒸留塔に供給し、(2)第1蒸留塔の塔頂より供給液に含まれる実質的に全ての水を同伴する一部あるいは大半の酢酸とともに留去し、酢酸、アクリル酸および共沸剤を塔底液として抜き出して第2蒸留塔に供給し、(3)第2蒸留塔にて残り全ての共沸剤を塔頂より留去し、塔底より、精製アクリル酸を回収するアクリル酸からの酢酸の分離方法に於いて、第2蒸留塔に供給する第1蒸留塔からの塔底液を、第2蒸留塔供給部位温度〜該温度より-5°C以内に冷却した後、該第2蒸留塔の供給部位に供給し蒸留処理することにより、アクリル酸から酢酸を分離する。
請求項(抜粋):
(1) プロピレン及び/またはアクロレインを分子状酸素で接触酸化して生成するガスを冷却及び/または水に吸収して得られる粗アクリル酸水溶液又は該水溶液中のアルデヒド類を予めストリッピングにより除去した水溶液、および酢酸と水のそれぞれと共沸し得る溶媒(以下、共沸剤と称する)を第1蒸留塔に供給し、(2)第1蒸留塔の塔頂より供給液に含まれる実質的に全ての水を同伴する一部あるいは大半の酢酸とともに留去し、酢酸、アクリル酸および共沸剤を塔底液として抜き出して第2蒸留塔に供給し、(3)第2蒸留塔にて残り全ての共沸剤を塔頂より留去し、塔底より、精製アクリル酸を回収するアクリル酸からの酢酸の分離方法に於いて、第2蒸留塔に供給する第1蒸留塔からの塔底液を冷却した後、該第2蒸留塔の供給部位に供給することを特徴とするアクリル酸からの酢酸の分離方法。
IPC (2件):
C07C 57/07 ,  C07C 51/46
FI (2件):
C07C 57/07 ,  C07C 51/46

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