特許
J-GLOBAL ID:200903049169186310

ペレット状のポリマー組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-520539
公開番号(公開出願番号):特表2000-502120
出願日: 1996年11月18日
公開日(公表日): 2000年02月22日
要約:
【要約】以下の成分を含む粘着性ホットメルト組成物約 97 〜 約 99.9重量%:a)約 5 〜 約 90重量%の熱可塑性ポリマー、b)約 10 〜 約 65重量%の粘着付与樹脂、c)約 50重量%までの可塑剤およびd)約2 重量%までの抗酸化剤、およびペレット化剤を含むペレット状のポリマー組成物であって、前記ホットメルト組成物は、約 5× 106 dyn/cm2 よりも小さい貯蔵弾性率G'(約 25 °C)を有する感圧型接着剤であり、各ペレットは、実質的に不粘着性の表面を有することを特徴とする組成物を開示する。本発明は、成形に適したペレット状のポリマー組成物を開示する。この組成物は、少なくとも1つのA-B-A型高分子量トリブロックコポリマーおよび)可塑剤を含む粘着性ホットメルト組成物と、ペレット化剤とを含む。ペレット化剤は、成形品が表面粘着性を実質的に示さないように粘着性組成物を実質的に包囲する。またペレットを形成する方法を開示する。
請求項(抜粋):
1.I. 以下の成分を含む粘着性ホットメルト組成物約 97 〜 約 99.9重量%: a)約5 〜 約 90重量%の熱可塑性ポリマー、 b)約0 〜 約 65重量%の粘着付与樹脂、 c)約0 〜 約 50重量%の可塑剤および d)約2重量%までの抗酸化剤、および II.ペレット化剤約 0.1〜 約 3重量%を含むペレット状のポリマー組成物であって、 前記ホットメルト組成物は、ごく少量の粘着付与剤もしくは可塑剤または両者を含むと共に、約 5 × 106 dyn/cm2 よりも小さい貯蔵弾性率G’(約 25 °C)を有する感圧型接着剤であり、 各ペレットは、実質的に不粘着性の表面を有することを特徴とするポリマー組成物。 2.I.以下の成分を含む粘着性ホットメルト組成物約 97 〜 約 99.9重量%: a)約 200,000 を越える重量平均分子量を有する、A-B-A 型の高分子量ブロックコポリマー約 2 〜 約 20重量%、 b)相溶性の可塑剤約 20 〜 約 98重量%および c)相溶性のポリマー約0 〜 約 30重量%、および II.ペレット化剤 約 0.1 〜 約3重量%を含むペレット状のポリマー組成物であって、 このポリマー組成物は、ペレットの溶融前並びに溶融および再固化の後に不粘着性の表面を有することを特徴とするポリマー組成物。 3.I. 以下の成分を含む粘着性ホットメルト組成物: a)少なくとも1つのA-B-A 型高分子量トリブロックコポリマーおよび b)可塑剤、および II.ペレット化剤を含むペレット状のポリマー組成物から成形される成形品であって、 前記ペレット化剤は、この成形品が柔軟で非ブロックキング性であってかつ実質的に不粘着性の表面を有するように、前記粘着性ホットメルト組成物を実質的に囲むことを特徴とする成形品。 4.請求項1または2記載のポリマー組成物をペレット化する方法であって、 a)各ホットメルト成分を混合して、実質的に均一な混合物を形成し、 b)実質的に均一な混合物をダイに通して、実質的に均一なリボンを形成し、次いで実質的に均一なリボンからペレットを形成し、 c)得られたペレットを冷却媒体の使用によって固化し、 d)ペレット化剤を、ペレット化工程の間の所定の時点に適用することを特徴とする方法。 5.請求項1または2記載のポリマー組成物をペレット化する方法であって、 a)各ホットメルト成分を混合して、実質的に均一な混合物を形成し、 b)実質的に均一な混合物を、一連の円形パターンの孔を有するダイに通し、実質的に均一な一連のリボンを形成し、 c)実質的に均一なリボンを、ダイに対し実質的に平行に配置した回転ブレードに通して、ペレットを形成し、次いで d)ペレット化剤を含む液体冷却媒体を用い、この冷却媒体を、実質的に均一なホットメルトリボンが排出される側のダイおよび回転ブレードに循環させて、ペレットを実質的に固化し、 e)ホットメルトペレットを乾燥域に送り、 f)吹込によってホットメルトペレットから液体を実質的に除去することを特徴とする方法。 6.熱可塑性ポリマーは、約10〜約50重量%のスチレン含量と、イソプレン、ブタジエン、エチレン/ブチレンまたはエチレン/プロピレンミッドブロックと、約 90 重量%よりも少ないジブロック含量とを有するスチレンブロックコポリマーである請求項1〜5のいずれかに記載のポリマー組成物。 7.熱可塑性ポリマーは、A-B-A 型トリブロックコポリマー、A-B 型ジブロックコポリマー、A-B-A-B-A-B 型マルチブロックコポリマー、ラジアルブロックコポリマーおよびそれらのグラフト化変形体、エチレンのホモポリマー、コポリマーおよびターポリマー、プロピレンのコポリマーおよびターポリマーおよびそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項1 〜 5のいずれかに記載の組成物。 8.熱可塑性ポリマーは、均一で実質的に直鎖のエチレンα-オレフィンである請求項7記載の組成物。 9.粘着付与樹脂は、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、芳香族炭化水素および変性炭化水素および水添誘導体; テルペンおよび変性テルペンおよび水添誘導体; ロジンおよび変性ロジンおよび水添誘導体; およびそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項1 〜 5のいずれかに記載の組成物。10.可塑剤は、鉱油系炭化水素油、石油系炭化水素油、ポリブテン、ポリイソブチレン、液体粘着性付与樹脂、液体エラストマー、官能化油、脂肪油およびそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項1 〜 5のいずれかに記載の組成物。11.ペレット化剤は、ポリエチレンワックス、変性ポリエチレンワックス、ポリアミドワックスおよびステアロアミドワックスおよびそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項1 〜 5のいずれかに記載の組成物。12.ペレット化剤は、ポリエチレンワックスである請求項1 〜 5のいずれかに記載の組成物。13.ペレット化剤は、粉末形態である請求項 12 記載の組成物。14.前記混合工程は、二軸スクリュー押出機によって実施する請求項 4 または 5 記載の方法。15.ペレット化剤は、混合工程の間に導入するか、冷却媒体によって導入するか、ペレットの固化後に導入するか、または、これらの方法を組み合わせた方法で導入する請求項 4 記載の方法。16.相溶性ポリマーは、A-B-A 型トリブロックコポリマー、A-B 型ジブロックコポリマー、A-B-A-B-A-B 型マルチブロックコポリマー、ラジアルブロックコポリマーおよびそれらのグラフト化変形体からなる群から選ばれる請求項 2 または 3 記載の組成物。17.前記Bブロックは、エチレン-プロピレン、エチレン-ブチレンおよびそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項 16 記載の組成物。18.前記 Aブロックは、ポリウレタンである請求項 17 記載の組成物。19.約 200,000 を越える重量平均分子量およびポリスチレン端部ブロックを有する、A-B-A 型の高分子量ブロックコポリマー約5 〜 約 20重量%、 相溶性ブロックコポリマー約 30重量%未満、 相溶性可塑剤約 50 〜 約 95重量%、および ポリエチレンワックスを含んでなるペレット化剤 約 0.01 〜 約 0.6重量%からなるブレンドを含む請求項 2 または 3 記載の組成物。20.ドラムパッド、靴底、リハビリ用ハンドグリップ、ショックアブソーバー、防音材料、競技用具用のパッド、医療装置用のパッド、家具用のパッド、包帯、火災被災者用の包帯、合成皮膚および特定の作用を奏する商品からなる群から選ばれる請求項3記載の成形品。
IPC (7件):
C08J 3/12 CER ,  C08J 5/12 ,  C08L 53/02 ,  C08L101/00 ,  C09J 5/06 ,  C09J153/02 ,  C09J201/00
FI (7件):
C08J 3/12 CER A ,  C08J 5/12 ,  C08L 53/02 ,  C08L101/00 ,  C09J 5/06 ,  C09J153/02 ,  C09J201/00
引用特許:
出願人引用 (2件)

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