特許
J-GLOBAL ID:200903049189747548

磁気検出方式及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-329855
公開番号(公開出願番号):特開平7-151842
出願日: 1993年11月30日
公開日(公表日): 1995年06月16日
要約:
【要約】【目的】 磁気センサと、磁気センサに近接して一部に強磁性体の構造体を有する磁気センサを駆動する電子装置とが一体に移動体に載置されて、地磁気に対する方向を変化して動く時に、磁気センサに誘起する誘導磁気による磁界を自動的に補正した磁気検出方式及び装置とする。【構成】 予め3軸直交磁気センサを均一磁界中に設置して、X軸,Y軸,Z軸の感度と直交度の調整を行った後、磁気センサと電子装置とを所定の位置に配置し、補正したx,y,zの各軸の出力と、磁気センサに加わる磁界X,Y,Zとを数1に示す関係式に基づき求め、電子装置に組み込んだマイクロコンピュータと行列式を解くソフトウェアに補正係数A,B,C,D,E,F,G,H,Iの値を組み込んで誘導磁気を補正し出力する。【数1】
請求項(抜粋):
移動体に載置され地磁気中を移動する感度及び直交精度を補正した3軸直交型の磁気センサと該磁気センサを駆動する磁気センサに近接して設置され一部に強磁性体からなる構造体を有する電子装置とを一体に配置した磁気検出装置による磁気検出方式であって、前記強磁性体からなる構造体によって生ずる誘導磁気の磁界が磁気センサに作用する補正を、補正されたX軸の検出磁界の値をx,Y軸の検出磁界の値をy,Z軸の検出磁界の値をzとし、補正係数をA,B,C,D,E,F,G,H,I、磁気センサのX軸方向に加わる磁界の値をX,Y軸方向に加わる磁界の値をY,Z軸方向に加わる磁界の値をZとする時、補正された検出磁界x,y,zと磁気センサの各軸に加わる磁界X,Y,Zとの関係を数1に示す関係式により、補正係数A,D,Gは、磁気センサのX軸方向に磁気センサと電子装置とにxaの磁界を同時に印加した時のX軸の出力をxx,Y軸の出力をyx,Z軸の出力をzxとすると、A=xa/xx,D=yx/xa,G=zx/xa、補正係数B,E,Hは、磁気センサのY軸方向に磁気センサと電子装置とにyaの磁界を同時に印加した時のX軸の出力をxy,Y軸の出力をyy,Z軸の出力をzyとすると、B=xy/ya,E=ya/yy,H=zy/ya、補正係数C,F,Iは、磁気センサのZ軸方向に磁気センサと電子装置とにzaの磁界を同時に印加した時のX軸の出力をxz,Y軸の出力をyz,Z軸の出力をzzとすると、C=xz/za,F=yz/za,I=za/zz,但しxa=ya=zaであり、補正係数B,C,D,F,G,Hの値の符号は磁気センサのX軸,Y軸,Z軸に磁界xa,ya,zaを印加した時、出力が正方向にふれる時は符号は負に、負方向にふれる時は符号を正にして補正した補正係数を用いてなることを特徴とする磁気検出方式。【数1】
IPC (2件):
G01R 33/02 ,  G01R 33/025

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