特許
J-GLOBAL ID:200903049198831055
セミアクティブ制振ダンパ
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-055200
公開番号(公開出願番号):特開平10-252829
出願日: 1997年03月10日
公開日(公表日): 1998年09月22日
要約:
【要約】【課題】 微小振動を制振することのできるセミアクティブ制振ダンパであって、設計パラメータの制約が少なく、強度的に優れ、しかも、低コスト等の利点を有するセミアクティブ制振ダンパを提供すること。【解決手段】 内側円筒体4の挿入方向への進退に伴い、油室12内部でのオリフィス14(電圧を印加できるようにしている)を流通するER流体の移動が生じ、このときの通路抵抗により減衰力が発生し、かつ印加する電圧で減衰力が調整され、もって、振動がセミアクティブに制御されるように構成した。又、第2のゴム部材8はダイヤフラムを形成し、仕切板13との間の油室12容積をER流体の移動に合わせて変化させ、内側円筒体4は第1のゴム部材6を介して外側円筒体2に固着されるようにし、これにより、摺動部分が皆無となり、微小振動に好適に対応できるようにし、かつ、内側円筒体4の移動を金属ベローズではなくゴムの変形で許容するようにして、金属ベローズを用いることによる問題点を一掃するようにした。
請求項(抜粋):
作動流体が封入される流体室を内部に区画壁により区画形成し、該区画壁には2つの開放部が形成された固定側部材と、前記固定側部材の一方の開放部に隙間をもって挿入される可動側部材と、前記可動側部材及び前記一方の開放部の区画壁に固着されて前記隙間を閉塞する弾性変形可能な材料からなる第1の閉塞部材と、他方の開放部の区画壁に固着されて該開放部を閉塞する弾性変形可能な材料からなる第2の閉塞部材と、前記2つの開放部間において前記流体室を2つに隔てる隔壁と、前記隔壁に設けられたオリフィスと、を含んで構成されるセミアクティブ制振ダンパであって、前記作動流体を、印加される電圧によって粘性が変化する電気粘性流体とする一方、前記オリフィスに設けられ、相互に対向する少なくとも一対の電極と、前記オリフィスの電極間に電圧を印加する電圧印加手段と、ダンパに固定接続される制振対象物に取り付けられ、該制振対象物の振動を検出する振動センサと、前記振動センサの検出値に基づいて、振動を減衰させるべく前記オリフィスの電極間に印加した電圧を変化させる信号を前記電圧印加手段に出力する電圧制御手段と、を含んで構成されことを特徴とするセミアクティブ制振ダンパ。
IPC (4件):
F16F 15/124
, F16F 9/50
, F16F 9/53
, F16F 15/04
FI (4件):
F16F 15/12 G
, F16F 9/50
, F16F 9/53
, F16F 15/04 A
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