特許
J-GLOBAL ID:200903049214624529
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の直接検出の方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
酒井 一
, 蔵合 正博
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-579805
公開番号(公開出願番号):特表2004-531251
出願日: 2002年03月14日
公開日(公表日): 2004年10月14日
要約:
標本からのメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)の検出定量方法であってa)標本を抗タンパクA抗体と接触させ、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌及び/又はメチシリン感受性黄色ブドウ球菌を吸着させる工程、b)標本から、前記メチシリン耐性黄色ブドウ球菌及び/又はメチシリン感受性黄色ブドウ球菌を吸着した前記抗体を分離する工程、c)前記抗体に吸着されたメチシリン耐性黄色ブドウ球菌及び/又はメチシリン感受性黄色ブドウ球菌を溶菌して、それらのDNAをリリースする工程、d)リリースされたDNAを(i)メチシリン耐性黄色ブドウ球菌及び/又はメチシリン耐性スタフィロコッカス・エピデルミス(Staphylococcus epidermis)のmecA遺伝子の標的DNA配列に特異的なプローブ及び/又はプライマー、(ii)mecA遺伝子の標的DNA配列以外のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌の標的DNA配列に特異的なプローブ及び/又はプライマー及び(iii)mecA遺伝子の標的DNA配列以外のメチシリン耐性スタフィロコッカス・エピデルミスの標的DNA配列に特異的なプローブ及び/又はプライマーと合わせる工程であって、ここでメチシリン耐性黄色ブドウ球菌の及びメチシリン耐性スタフィロコッカス・エピデルミスの標的DNA配列が相同的でない工程、e)リリースDNA及び特異的プローブ及び/又はプライマーを合わせたものを、前記標的DNA配列の増幅を可能とする条件に供する工程、f)増幅された標的DNAの存在及び量を、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の存在及び量を示すものとして検出する工程を含む方法、新たなプライマー及びプローブ並びに診断キットであってMRSAの検出及び定量のためのものが記載される。
請求項(抜粋):
標本からのメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)の検出定量方法であって
a)標本を抗タンパクA抗体と接触させ、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌及び/又はメチシリン感受性黄色ブドウ球菌を吸着させる工程、
b)標本から、前記メチシリン耐性黄色ブドウ球菌及び/又はメチシリン感受性黄色ブドウ球菌を吸着した前記抗体を分離する工程、
c)前記抗体に吸着されたメチシリン耐性黄色ブドウ球菌及び/又はメチシリン感受性黄色ブドウ球菌を溶菌して、それらのDNAをリリースする工程、
d)リリースされたDNAを(i)メチシリン耐性黄色ブドウ球菌及び/又はメチシリン耐性スタフィロコッカス・エピデルミス(Staphylococcus epidermis)のmecA遺伝子の標的DNA配列に特異的なプローブ及び/又はプライマー、(ii)mecA遺伝子の標的DNA配列以外の、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の標的DNA配列に特異的なプローブ及び/又はプライマー、及び(iii)mecA遺伝子の標的DNA配列以外の、メチシリン耐性スタフィロコッカス・エピデルミスの標的DNA配列に特異的なプローブ及び/又はプライマーと合わせる工程であって、ここでメチシリン耐性黄色ブドウ球菌の及びメチシリン耐性スタフィロコッカス・エピデルミスの標的DNA配列が相同的でない工程、
e)リリースDNA及び特異的プローブ及び/又はプライマーを合わせたものを、前記標的DNA配列の増幅を可能とする条件に供する工程、
f)増幅された標的DNAの存在及び量を、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の存在及び量を示すものとして検出する工程
を含む方法。
IPC (6件):
C12N15/09
, C12Q1/02
, C12Q1/68
, G01N33/53
, G01N33/569
, G01N33/58
FI (6件):
C12N15/00 A
, C12Q1/02
, C12Q1/68 A
, G01N33/53 M
, G01N33/569 E
, G01N33/58 A
Fターム (31件):
2G045BA11
, 2G045BB01
, 2G045CA25
, 2G045CB03
, 2G045CB04
, 2G045CB08
, 2G045CB09
, 2G045CB21
, 2G045FB02
, 2G045FB03
, 2G045FB07
, 2G045FB12
, 4B024AA11
, 4B024CA09
, 4B024CA20
, 4B024GA30
, 4B024HA20
, 4B063QA01
, 4B063QA13
, 4B063QA18
, 4B063QQ03
, 4B063QQ06
, 4B063QQ42
, 4B063QR39
, 4B063QR56
, 4B063QR62
, 4B063QS25
, 4B063QS33
, 4B063QS36
, 4B063QS39
, 4B063QX02
引用文献:
審査官引用 (4件)
-
臨床病理, 1993, vol.41, no.7, p.773-778
-
J Med Microbiol., 1998, vol.47, no.7, p.607-613
-
Appl Environ Microbiol., 2000, vol.66, no.9, p.4115-4118
-
日本植物病理学会報, 1998, vol.64, no.4, p.428(405)
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