特許
J-GLOBAL ID:200903049264802410
測定システム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大胡 典夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-158223
公開番号(公開出願番号):特開平7-012655
出願日: 1993年06月29日
公開日(公表日): 1995年01月17日
要約:
【要約】【構成】 本発明の測定システムは、光信号の入射により光ファイバ13内に発生するラマン散乱の内入射端へ向う後方散乱光が戻って来るまでの時間と戻って来た信号の強さを信号処理装置14で解析して測定点位置およびそこの温度を測定するシステムにおいて、各測定箇所にわたる光ファイバ13の伝送路を天井21から吊ったコンジット15(熱的隔壁)内に通して基準用温度印加部とし、各測定箇所で光ファイバ13をコンジット15の表へ一筆書き的にたるみ状に引き出して温度測定部17としたことを特徴とする。【効果】 被測定領域で環境変化が生じた場合、外にある温度測定部17では敏感に温度変化が現われ、コンジット内の温度変化は緩慢であるため、温度測定部17の光ファイバの長さが短かくても測定点位置及び温度を精度良く計測できる。また、光ファイバは一筆書き的にたるみ状に引出されているため接続の必要がなく、工事が容易であり、光の損失が少ないので、測定箇所の数を多くできる。
請求項(抜粋):
光源から光ファイバの入射端へ光記号を入射し、この光信号の入射によって光ファイバ内で発生するラマン散乱のうち前記入射端の方へ向かう後方散乱光が戻って来るまでの時間と戻って来た信号の強さを信号処理装置で解析して温度,湿度,あるいは温度分布を測定する測定システムにおいて、被測定領域の各測定箇所にわたって前記光ファイバの伝送路を連続的に敷設するとともに、この伝送路の一部または全領域にわたって基準用信号を印加する基準用信号印加部を有し、前記光ファイバの伝送路を熱的な隔壁の裏に敷設して基準用信号印加部とし、前記各測定箇所でそれぞれ光ファイバを前記隔壁の表へ一筆書き的にたるみ状に引き出して温度測定部とし、表と裏の境を利用して測定点位置を明確化するようにしたことを特徴とする測定システム。
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