特許
J-GLOBAL ID:200903049283619030
電気車制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-321266
公開番号(公開出願番号):特開2005-094837
出願日: 2003年09月12日
公開日(公表日): 2005年04月07日
要約:
【課題】主電動機駆動用インバータが1パルスモードにある場合、トルク応答速度が少し低下することから、空転検知時のトルクの推定に遅れが生じて、結果として車輪・レール間の接線力が低下して、粘着力の有効利用が図れなくなることがある。【解決手段】起動からの多パルスモードにおける加速時の空転検知する度にその時の推定トルクデータと再粘着後に空転検知時した時点に演算した推定トルクに対応したトルクを指令したのち所定の時間が経過するまでの間の平均演算軸加速度のデータを求めてこれを蓄積しておき、この蓄積データをもとに、1パルスモードの速度域における微小空転の継続を早期に検出するとともに、空転検知時に指令するトルク指令値を若干小さくなるように微調整して指令して、1パルスモードにおいても確実に再粘着させることができるようにする。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
オブザーバなどの手法を用いて空転・滑走を検出したときの車輪・レール間の接線力に対応した主電動機軸上で見たトルクを推定し、前記推定トルクをもとに空転・滑走を抑制するための再粘着制御を行うインバータ制御車両を制御する電気車制御装置において、
主電動機駆動用インバータが1パルスモードになる前の起動加速時における各空転検出時の推定トルクと空転検出した時点において演算した推定トルクに対応したトルクを指令したのち所定の時間が経過するまでの間の平均演算軸加速度と速度のデータを蓄積し、前記速度・推定トルクデータおよび速度・平均演算軸加速度データをもとに前記主電動機駆動用インバータの1パルスモードに対応した速度域における推定トルクおよび平均演算軸加速度を外挿して求める外挿速度・推定トルクデータおよび外挿速度・平均演算軸加速度データを前記インバータが1パルスモードになる直前までに算出し、前記インバータが1パルスモードになった速度域において空転検知した場合に空転検知した時点において演算した推定トルクをもとに前記主電動機のトルクを低減して再粘着させた後に前記空転検知した時点に演算した推定トルクに対応したトルクを指令したのち所定の時間が経過するまでの間の平均演算軸加速度が前記外挿速度・平均演算軸加速度データよりも所定の比率以上大きい場合に例えそのときの演算軸加速度が空転検知レベルよりも小さくても空転が発生したと判断して再粘着制御に移行するとともに再粘着したと判断した時点で指令するトルク指令値を空転が発生したと判断した時点における推定トルクと前記外挿速度・推定トルクデータから得られる外挿推定トルクとの比率に応じて前記再粘着したと判断した時点で指令するトルク指令値を補正した上で指令することを特徴とする電気車制御装置。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (15件):
5H115PA01
, 5H115PC02
, 5H115PG01
, 5H115PI01
, 5H115PU08
, 5H115PV09
, 5H115PV22
, 5H115QE14
, 5H115QN03
, 5H115QN08
, 5H115RB24
, 5H115SE03
, 5H115TO04
, 5H115TO12
, 5H115TO13
前のページに戻る