特許
J-GLOBAL ID:200903049284575088
有機質物のコンポスト製造施設と有機質物をコンポストに製造する方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大津 洋夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-035538
公開番号(公開出願番号):特開平11-228270
出願日: 1998年02月18日
公開日(公表日): 1999年08月24日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】有機質を効率的に発酵分解して特殊肥料や堆肥化(コンポスト化)する施設と製造方法を提供する。【解決手段】上面に処理物の収納開口部を有する発酵槽の基端部の投入口から先端部の取出口までを処理物が断続的に移動して発酵開始から堆肥化までの各段階が連続し得る長さにし、基端部に発酵槽と隣接する操作室を設け、発酵槽と操作室に発酵促進給気系機構と脱臭給気系機構と発酵促進換気機構水分調節機構とスクープ式撹拌装置とを備えた堆肥製造施設と、これを用いて有機質の水分と成分を調整して発酵槽内に投入し、発酵促進給気系により温風を送って微生物を活性化し、脱臭給気系機構の送風機により発酵槽上方の有臭空気を吸入し脱臭するとともに処理物全体を均一発酵状態にし、必要に応じ発酵促進換気機構により処理物表面に送風して過剰水分を乾燥し、水分調節機構により処理物表面に散水し、切返し移送装置により槽内処理物を基端部から先端部方向に移送しながら切返して発酵促進と一次・二次発酵させ、発酵槽の終盤部までに完熟させる堆肥製造方法。
請求項(抜粋):
発酵槽用社屋内に、上面が開口し発酵処理物を収納出来るように形成した発酵槽と操作室に、発酵促進給気系機構と脱臭給気系機構と発酵促進換気機構と水分調節機構と切返し移送装置とを装備したもので、当該発酵槽は、その深さを2m50cm以内とし、その基端部の投入口から先端部の取出口までの長さを、発酵処理物が断続的に移動しながら発酵の開始からコンポスト化するまでの各段階が連続展開し得る長さにし、当該発酵促進給気系機構は、操作室にブロワーを備えるとともに当該ブロワーから延出する給気管を発酵槽内の底面部に配設してあり、当該ブロワーで自然界の微生物と酵素などの含有する大気中の空気を吸入し、圧縮して温度を高めながら給気管内に送り、当該給気管の吹出し孔から温風として発酵槽内に噴出供給して発酵処理物内を温かな空気が底部より上部開口に向けて通気するように構成し、当該脱臭給気系機構は、操作室に送風機を設け、その送風機の一方には通気管を延出し、その先方を発酵槽用社屋内の発酵槽の開口部上方に配し、当該開口部上方に配した通気管部分には吸入口を開口して臭気吸入部となし、当該送風機の他方には送風管を延出し、その先方に送風孔を穿設した送風管を発酵槽内の底面部に配管して底部送風部となし、送風機を駆動することにより発酵槽の開口部上方に配した臭気吸入部の吸入口から臭気のある空気を吸入し、これを底部送風部の送風管を介して送風してこれを発酵槽内の底部の送風孔より吹き出し発酵処理物内を通気させて脱臭するように構成し、当該発酵促進換気機構は、発酵槽用社屋内の上面が開口した発酵槽の中間部位置の開口上方に換気ファンを配設し、発酵槽内に収納した発酵処理物の表面に風を送り、当該表面の水分の乾燥を促進するように構成し、当該水分調節機構は、発酵槽用社屋内に上面が開口した発酵槽の側壁外側に貯水槽を設けておき、取水口を有するポンプと、当該ポンプから延出した給水管の先端部に散水部を設けてなる散水装置を、当該散水部が発酵槽の中間部位置の開口上方に配されるように装備しておき、当該散水部により発酵槽内に収納した発酵処理物の表面に貯水槽内の水や溶液を散水し、当該発酵処理物の水分を調整し得るように構成し、当該切返し移送装置は、発酵槽の左右両縁部に沿って走行しながら発酵槽に収納されている発酵処理物を基端部から先端部方向に順次移送しながら切返しを行うように構成し、以上の構成要素を組み合わせ装備したことを特徴とする有機質物のコンポスト製造施設。
IPC (5件):
C05F 17/02
, B09B 3/00 ZAB
, C05F 3/00
, C05F 7/00
, C05F 17/00
FI (5件):
C05F 17/02
, C05F 3/00
, C05F 7/00
, C05F 17/00
, B09B 3/00 ZAB A
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