特許
J-GLOBAL ID:200903049303419602
自己拡縮シャフト式多条帯板巻取り装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
原崎 正
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-195146
公開番号(公開出願番号):特開平11-028515
出願日: 1997年07月04日
公開日(公表日): 1999年02月02日
要約:
【要約】【課題】 多条のスリット帯板にその表面に擦り疵や押しつけによる紋様等を生じさせることなく所定の巻取り張力を確実に付与することができ、しかも、巻取り装置の前方に張力付与装置やたるみを収容するためのループピットの設備を不要にして巻取り設備の簡略化を図ることのできると共に、膨縮袋体及び分割押圧片を使用することに伴う欠点を解消する。【解決手段】 自己拡縮シャフト3の外周に複数の分割巻取リング4に着脱自在に取付け、自己拡縮シャフト3の外周面3aには、底部に向かって拡開方向に傾斜する両側面を有し且つ該両側面と底部で対称する角度を成す軸芯方向に長尺な溝5が形成され、該溝5に嵌合し溝底両側面の角度より小さな傾斜角度を有する弾性体で形成された底部傾斜鍔面6bを有する長尺ラグ6が出没摺動自在に設けられ、自己拡縮シャフト3の端部から上記溝5底部に通じる流体導通路7が設けられ、自己拡縮シャフト3の回転トルクは流体圧で各分割巻取リング4の内周面4aを押圧する長尺ラグ6を介して各分割巻取リング4に伝達される。
請求項(抜粋):
幅広な帯板を該帯板の長手方向に沿って複数条にスリッティングして多条のスリット帯板に裁断分割した後に各スリット帯板を巻取リングに巻取る多条帯板巻取り装置において、前記巻取り装置は自己拡縮シャフトと該自己拡縮シャフトの外周に着脱自在な前記巻取リングとを有し、該巻取リングはスリット帯板の幅と略同一幅に分割された複数個のリング状の分割巻取リングから構成され、該分割巻取リングの内周面と接する前記自己拡縮シャフトの外周面には、その外周面に出入口を有し、底部に向かって拡開方向に傾斜する両側面を有し且つ該両側面と底部で対称する角度を成す軸芯方向に長尺な溝が形成され、該溝に嵌合し溝底両側面の角度より小さな傾斜角度を有する弾性体で形成された底部傾斜鍔面を有する長尺ラグが自己拡縮シャフトの外周面に対して出没摺動自在に設けられ、自己拡縮シャフトの端部から上記溝底部に通じる流体導通路が設けられ、該導通路を介して溝底部と長尺ラグの底部傾斜鍔面の底面との間に押圧流体注入時に、溝底部両側面の角度と底部傾斜鍔面の角度の差による隙間の距離内で長尺ラグがストロークし、押圧流体放出時に底部傾斜鍔面の有する弾性により長尺ラグは自己復帰され、上記自己拡縮シャフトの回転トルクは流体圧で各分割巻取リングの内周面を押圧する長尺ラグを介して各分割巻取リングに伝達されることを特徴とする自己拡縮シャフト式多条帯板巻取り装置。
IPC (3件):
B21C 47/30
, B21C 47/26
, B65H 18/04
FI (3件):
B21C 47/30
, B21C 47/26 F
, B65H 18/04
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