特許
J-GLOBAL ID:200903049311194520

N-アシル-アミノ酸のラセミ化方法、および光学活性アミノ酸の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 初志 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-051279
公開番号(公開出願番号):特開2001-314191
出願日: 2001年02月26日
公開日(公表日): 2001年11月13日
要約:
【要約】【課題】幅広い基質に対してラセミ化活性を持つラセマーゼを用いたN-アシル-アミノ酸のラセミ化方法、および光学活性アミノ酸の製造方法の提供。【解決手段】Sebekia benihanaに由来するN-アシルアミノ酸ラセマーゼ(NAAR)によるラセミ化方法と、この方法に基づく光学活性アミノ酸の製造方法が提供された。N-アシルアラニン、N-アシル-アスパラギン酸、N-アシル-ロイシン、あるいはN-アシル-バリンといったアシルアミノ酸においても、これらを基質として効率的なラセミ化を触媒することができる。更に光学活性アミノ酸の製造に応用した場合には、医薬品原料などとして有用な光学活性アミノ酸を効率的に得ることができる。
請求項(抜粋):
ラセマーゼまたはその処理物を光学活性N-アシル-アミノ酸に作用させ、該N-アシル-アミノ酸をラセミ化する工程を含むN-アシル-アミノ酸のラセミ化方法において、前記ラセマーゼが次の(a)〜(c)のいずれかに記載のタンパク質からなるN-アシル-アミノ酸ラセマーゼであることを特徴とするラセミ化方法。(a)配列番号:2に記載のアミノ酸配列からなるタンパク質。(b)配列番号:2に記載のアミノ酸配列において、1若しくは数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入、および/または付加したアミノ酸配列からなり、下記(1)および(2)に記載の理化学的性質を有するタンパク質。(c)配列番号:1に記載の塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコードされるタンパク質であって、下記(1)および(2)に記載の理化学的性質を有するN-アシル-アミノ酸ラセマーゼ活性を有するタンパク質。(1)作用:N-アシル-アミノ酸に作用してラセミ化する。(2)基質特異性:N-アシル-アミノ酸のうち、特にN-アシルアラニン、N-アシル-アスパラギン酸、N-アシル-ロイシン、N-アシル-バリン、N-アシル-トリプトファンのそれぞれのN-アシル-アミノ酸に対して少なくとも相対活性でN-アシル-メチオニンを100とした場合に50以上の活性がある。
IPC (5件):
C12N 15/09 ZNA ,  C12P 13/04 ,  C12P 41/00 ,  C12N 9/90 ,  C12R 1:19
FI (6件):
C12P 13/04 ,  C12P 41/00 A ,  C12N 9/90 ,  C12P 41/00 ,  C12R 1:19 ,  C12N 15/00 ZNA A
Fターム (25件):
4B024AA03 ,  4B024BA71 ,  4B024BA75 ,  4B024CA03 ,  4B024CA09 ,  4B024DA06 ,  4B024GA11 ,  4B050CC03 ,  4B050DD02 ,  4B050EE10 ,  4B050LL01 ,  4B050LL05 ,  4B064AE03 ,  4B064AE04 ,  4B064AE05 ,  4B064AE06 ,  4B064AE17 ,  4B064AE34 ,  4B064CA02 ,  4B064CA21 ,  4B064CB30 ,  4B064CC03 ,  4B064CD12 ,  4B064DA01 ,  4B064DA16
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (5件)
  • 特開平4-365482
  • 特開平4-365482
  • アシルアミノ酸ラセマーゼ生産菌
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-234799   出願人:武田薬品工業株式会社
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引用文献:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (3件)

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