特許
J-GLOBAL ID:200903049313657269

DC型プラズマディスプレイパネルの蛍光面形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 土井 育郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-126709
公開番号(公開出願番号):特開平9-312129
出願日: 1996年05月22日
公開日(公表日): 1997年12月02日
要約:
【要約】【課題】 各色の蛍光体ペーストの研削速度に依存することなく、蛍光体量が充分に確保でき、しかも膜厚及び形状が安定した蛍光体層を得るようにする。【解決手段】 放電セルの障壁31空間内に蛍光体ペーストを充填して乾燥、沈降させることによってセル内の放電空間を確保し、その後に陽極と陰極とが交叉する面積程度の開口32aを設けたドライフィルムレジスト32をマスク層34としてサンドブラスト加工を行って、沈降した蛍光体層42の最底部の前記開口32aに規定された領域のみの蛍光体を研削除去する。蛍光体の無駄が抑えられ、研削時間も少なくて済み、蛍光面表層は全く損傷を受けず、さらに各色蛍光体ペーストの研削速度の相違に依存することなくセル内に充分な蛍光体量が確保できる。
請求項(抜粋):
前面板及び背面板にそれぞれ複数の電極が設けられ、前記両基板がセル障壁を挟んで互いに平行かつ対向するように配設され、前記背面板上の前記セル障壁によって区画された障壁空間の底面と前記セル障壁の壁面を被覆するように蛍光体層が設けられ、なおかつ前記セル底面の蛍光体層には電極の少なくとも一部が露出するような開口が設けられてなるDC型プラズマディスプレイパネルの蛍光面を形成する方法において、少なくとも次の各工程を含むことを特徴とするDC型プラズマディスプレイパネルの蛍光面形成方法。(1)前記障壁空間に蛍光体ペーストを充填して乾燥させることにより、前記蛍光体ペーストに含まれる溶媒を気化させてすり鉢状に窪んだ蛍光体層を形成する工程。(2)耐サンドブラスト性を有するフィルム状の感光性樹脂膜を前記セル障壁上にラミネートしてレジスト層を形成する工程。(3)前記前面板上の電極の幅程度の開口を前記レジスト層に設ける工程。(4)前記開口が設けられたレジスト層をマスクとしてサンドブラスト処理により蛍光体層を除去して電極を露出させる工程。(5)前記レジスト層を剥離する工程。(6)基板全体を焼成して前記蛍光体ペースト中の有機バインダーを焼失させる工程。
IPC (2件):
H01J 9/227 ,  H01J 9/02
FI (2件):
H01J 9/227 C ,  H01J 9/02 F

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