特許
J-GLOBAL ID:200903049329357087

ガスサンプル中の非メタン有機ガスを測定する計器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤本 英夫
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-528476
公開番号(公開出願番号):特表平8-512409
出願日: 1995年05月02日
公開日(公表日): 1996年12月24日
要約:
【要約】メタンおよび非メタン成分グループを含む検査サンプル中の非メタン有機ガスの濃度を測定する分析システム。1つの変形において、二重カラム分析システム(10)は、金属カラム(32)および多孔層開放チューブ状(PLOT)カラム(62)を利用して、メタンおよび非メタン有機ガス(NMOG)を分離する。金属カラム(32)は、金属カラム(32)上に容易に熱的に捕捉され、かつ一般に分子量の大きい化合物で、しかも有極性分子である非メタン化合物を捕獲し、それにより、これらの化合物がPLOTカラム(62)を汚染するのが防止される。他の変形において、このシステムは、多孔層開放チューブ状(PLOT)カラム形態の単一トラップを組み込み、そのカラムを通してサンプル混合物が送られ、またそのカラムは吸着を通してNMOGグループを捕捉する。メタングループは、そのトラップを通過し、大気へ排気されるか、または検出器を使用して測定される。NMOGグループの捕捉後に、カラムを通る流れ方向は、逆にされ、またカラム温度が昇温されるので、NMOGグループは、脱着され、フレームイオン化検出器(FID)のような検出器を使用して測定される。
請求項(抜粋):
非メタン有機ガスグループと、メタンを含有するメタンガスグループとを含むガスサンプルの濃度を測定する分析システムであって、 捕捉温度において、非メタン有機ガスグループの第1の部分を選択的かつ熱的に捕捉するとともに、メタンガスグループと、残りの非メタン有機ガスグループとを含む残りのサンプルガスを通過させ、そして、前記捕捉温度よりも昇温した脱着温度において、非メタン有機ガスグループの前記捕捉した部分を脱着させる金属カラムと、 非メタン有機ガスグループの前記第1の部分が前記金属カラムから脱着された後に、非メタン有機ガスグループの前記第1の部分の濃度を測定するよう、前記金属カラムへ機能的に接続される第1の検出器手段と、 前記金属カラムの下流側に配置され、捕捉温度において、メタンガスグループを通過させ、一方、非メタン有機ガスグループの残りの部分を吸着し、そして前記捕捉温度よりも昇温した脱着温度において、非メタン有機ガスグループの残りの部分を脱着させるように、前記残りのサンプルガスを受入れる多孔層開放チューブ状カラムと、 前記金属カラムを前記捕捉温度または前記脱着温度に選択的にさせる温度制御手段であって、前記吸着された成分の気化と脱着を実施するヒータ手段を備え、さらに前記多孔層開放チューブ状カラムを前記捕捉温度または前記脱着温度にさせるために設けられ、しかも非メタン有機ガスグループの前記残りの部分の急速な気化と脱着を実施するヒータ手段を備える温度制御手段と、 前記多孔層開放チューブ状カラムを通過したメタンガスグループの濃度を前記捕捉温度において測定するとともに、前記多孔層開放チューブ状カラムから脱着された非メタン有機ガスグループの濃度を前記脱着温度において測定するよう、前記多孔層開放チューブ状カラムへ機能的に接続される第2の検出器手段と、 前記金属カラムが前記捕捉温度にある間、前記ガスサンプルを前記金属カラムを通して第1の方向に流通させ、その後に、前記金属カラムが前記昇温した脱着温度にある間、脱着された非メタン有機ガスグループを前記金属カラムを通して第2の反対方向に流通させる第1の流体回路手段と、 メタンガスグループと、非メタンガスグループの残りの部分とを含む前記金属カラムにより捕捉されない前記ガスサンプルの残りの部分を、前記多孔層開放チューブ状カラムが前記捕捉温度にある間、前記多孔層開放チューブ状カラムを通して第1の方向に流通させて、非メタンガスグループの前記残りの部分を吸着させ、その後に、前記多孔層開放チューブ状カラムが前記昇温した脱着温度にある間、非メタン有機ガスグループの前記脱着された残りの部分を前記多孔層開放チューブ状カラムを通して前記第1の方向に流通させる第2の流体回路手段とから構成される分析システム。
IPC (2件):
G01N 30/14 ,  G01N 30/88
FI (2件):
G01N 30/14 A ,  G01N 30/88 M

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