特許
J-GLOBAL ID:200903049345873907
新規スルホニル誘導体
発明者:
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出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-038100
公開番号(公開出願番号):特開2001-294572
出願日: 2000年02月09日
公開日(公表日): 2001年10月23日
要約:
【要約】【課題】 FXa阻害作用が強く、経口投与で速やかに十分且つ持続的な抗血栓効果を得られる副作用の少ない、優れた抗凝固薬としての新規なスルホニル誘導体、その塩およびそれらの溶媒和物を提供する。【解決手段】 一般式(I)Q1-Q2-T1-Q3-SO2-QA (I)[式中、Q1は置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の2環性の縮合環基または置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の3環性の縮合環基を意味する。Q2は単結合、酸素原子、硫黄原子、直鎖状もしくは分枝状の炭素数1〜6のアルキレン基などを意味する。QAは置換基を有することもあるアリールアルケニル基、置換基を有することもあるヘテロアリールアルケニル基などを意味する。T1はカルボニル基などを意味する。]で表される化合物、その塩およびそれらの溶媒和物。
請求項(抜粋):
一般式(I)Q1-Q2-T1-Q3-SO2-QA(I)[式中、Q1は置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の2環性の縮合環基または置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の3環性の縮合環基を意味する。Q2は単結合、酸素原子、硫黄原子、直鎖状もしくは分枝状の炭素数1〜6のアルキレン基、直鎖状もしくは分枝状の炭素数2〜6のアルケニレン基、直鎖状もしくは分枝状の炭素数2〜6のアルキニレン基、基-N(R1)-CO-(基中、R1は水素原子またはアルキル基を意味する。)、基-N(R2)-(CH2)m-(基中、R2は水素原子またはアルキル基を意味し、mは0〜6の整数を意味する。)、または基【化1】(この基は、置換基を有することもある2価の飽和もしくは不飽和の5〜6員の環状炭化水素基、置換基を有することもある2価の飽和もしくは不飽和の5〜6員の複素環式基、または置換基を有することもある2価の飽和もしくは不飽和の2環性の縮合環基を意味する。←Cはこの基の炭素原子がQ1と結合することを示す。)を意味する。Q3は以下のいずれかの基を意味する。【化2】(これらの基中、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R10およびR11が結合する炭素原子が窒素原子に隣り合わないときは、それぞれ独立して、水素原子、水酸基、アルキル基、アルコキシル基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルキルオキシ基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキルオキシ基、ヒドロキシアルキルカルボニル基、ヒドロキシアルキルスルホニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基、ホルミルアルキルカルボニル基、ホルミルアルキルスルホニル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルホニル基、アルキルカルボニルアルキル基、アルキルスルホニルアルキル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基、カルボキシアルキルオキシ基カルボキシアルキルカルボニル基、カルボキシアルキルスルホニル基、カルボキシアルキルカルボニルアルキル基、カルボキシアルキルスルホニルアルキル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アルコキシカルボニルアルキルオキシ基、アルコキシカルボニルアルキルカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキルスルホニル基、置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノ基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノアルキルオキシ基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノアルキルカルボニル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノアルキルカルボニルオキシ基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノカルボニル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノカルボニルアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノカルボニルアルキルオキシ基、アミノ基部分に置換基を1個有することもあるアルキルスルホニルアミノカルボニルアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個有することもあるアリールスルホニルアミノカルボニルアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノスルホニルアルキル基、シアノアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個有することもあるアルコキシアルキルアミノカルボニルアルキル基、アルキルカルボニルオキシアルキル基、または基A1-B1-(基中、A1は置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の5〜6員の環状炭化水素基または置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の5〜6員の複素環式基を意味する。B1は単結合、カルボニル基、アルキレン基、カルボニルアルキル基、基-O-C1〜C6アルキレン基、基-COO-C1〜C6アルキレン基、基-NHCO-または基-NHCO-C1〜C6アルキレン基を意味する。)を意味する。また、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R10およびR11が結合する炭素原子が窒素原子に隣り合うときはそれぞれ独立して、水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキルカルボニル基、ヒドロキシアルキルスルホニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基、ホルミルアルキルカルボニル基、ホルミルアルキルスルホニル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルホニル基、アルキルカルボニルアルキル基、アルキルスルホニルアルキル基、カルボキシル基、カルボキシアルキル基、カルボキシアルキルカルボニル基、カルボキシアルキルスルホニル基、カルボキシアルキルカルボニルアルキル基、カルボキシアルキルスルホニルアルキル基、アルコキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アルコキシカルボニルアルキルカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキルスルホニル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノアルキルカルボニル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノカルボニル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノカルボニルアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個有することもあるアルキルスルホニルアミノカルボニルアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個有することもあるアリールスルホニルアミノカルボニルアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノスルホニルアルキル基、シアノアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個有することもあるアルコキシアルキルアミノカルボニルアルキル基、アルキルカルボニルオキシアルキル基、または基A2-B2-(基中、A2は置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の5〜6員の環状炭化水素基または置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の5〜6員の複素環式基を意味する。B2は単結合、カルボニル基、アルキレン基、カルボニルアルキル基、基-O-C1〜C6アルキレン基、基-COO-C1〜C6アルキレン基、基-NHCO-または基-NHCO-C1〜C6アルキレン基を意味する。)を意味する。また、R3およびR4、R5およびR6、R7およびR8、R10およびR11は環を構成する炭素原子とともに一緒になって置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の5〜7員の環状炭化水素基または置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の5〜7員の複素環式基を意味してもよく、R9およびR12はそれぞれ独立して、水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキルカルボニル基、ヒドロキシアルキルスルホニル基、アルコキシル基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルキルカルボニル基、アルコキシアルキルスルホニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基、ホルミルアルキルカルボニル基、ホルミルアルキルスルホニル基、アルキルカルボニル基、アルキルカルボニルアルキル基、アルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアルキル基、カルボキシアルキル基、カルボキシアルキルカルボニル基、カルボキシアルキルスルホニル基、カルボキシアルキルカルボニルアルキル基、カルボキシアルキルスルホニルアルキル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アルコキシカルボニルアルキルカルボニル基、アルコキシカルボニルアルキルスルホニル基、置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノ基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノアルキルオキシ基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノアルキルカルボニル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノアルキルオキシカルボニル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノカルボニル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノカルボニルアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノカルボニルオキシアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個有することもあるアルキルスルホニルアミノカルボニルアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個有することもあるアリールスルホニルアミノカルボニルアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個もしくは2個有することもあるアミノスルホニルアルキル基、シアノアルキル基、アミノ基部分に置換基を1個有することもあるアルコキシアルキルアミノカルボニルアルキル基、またはアルキルカルボニルオキシアルキル基を意味する。また、R9はR7またはR8と一緒になって環を構成する炭素原子とR9が結合する窒素原子とともに、置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の5〜7員の複素環式基を意味してもよい。また、R12はR10またはR11と一緒になって環を構成する炭素原子とR12が結合する窒素原子とともに、置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の5〜7員の複素環式基を意味してもよい。a、b、d、eおよびgはそれぞれ独立して、0または1の整数を意味する。cは0から3の整数を意味する。f、hおよびiはそれぞれ独立して、1から3の整数を意味する。ただし、aとbとcの和は2または3の整数を意味し、dおよびeの和は0または1の整数を意味し、fとgとhの和は3から5の整数を意味する。)QAは置換基を有することもあるアリールアルケニル基、置換基を有することもあるヘテロアリールアルケニル基、置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の2環性の縮合環基、置換基を有することもある飽和もしくは不飽和の3環性の縮合環基、基Ar-C(H)=N-(基中、Arは置換基を有することもあるアリール基を意味する。)または基Het-C(H)=N-(基中、Hetは置換基を有することもあるヘテロアリール基を意味する。)を意味する。T1はカルボニル基、基-CH(R13)-(基中、R13は水素原子、アルキル基、水酸基が保護されることもあるヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基またはアミノ基部分に置換基(保護基)を有することもあるアミノアルキル基を意味する。)基-C(=NOR14)- または 基-C(=N-NHR14’)-(基中、R14およびR14’はそれぞれ独立して、水素原子、アルキル基、カルボキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキル基またはアミノ基部分に置換基を有することもあるアミノアルキル基を意味する。)を意味する。]で表される化合物、その塩およびそれらの溶媒和物。
IPC (35件):
C07D209/42
, A61K 31/343
, A61K 31/4365
, A61K 31/4725
, A61K 31/495
, A61K 31/496
, A61K 31/5025
, A61K 31/519
, A61K 31/5377
, A61K 31/5383
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, C07D235/06
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Fターム (98件):
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引用文献:
審査官引用 (2件)
-
最新 創薬化学 上巻, 1998, p.243
-
最新 創薬化学 上巻, 1998, p.243
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