特許
J-GLOBAL ID:200903049360241410
超音波ジャイロスコープ
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-211978
公開番号(公開出願番号):特開平8-054243
出願日: 1994年08月13日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】【目的】 入力用および出力用圧電素子を振動体に備えて成り、被測定物に装着することによりその回転速度および回転方向を測定する超音波ジャイロスコープを提供する。【構成】 入力用圧電素子2に電気信号を入力すると、弾性振動が励振され、その弾性振動のエネルギーは振動体1を振動させる。振動体1の振動によって出力用圧電素子5および6に弾性振動が励振され、その弾性振動は電気信号として出力される。このとき、出力用圧電素子5および6からそれぞれ出力される電気信号の電圧が静止時において打ち消しあって零電圧となるように予め設定しておく。被測定物を振動体1に固定することにより、振動体1の回転速度および回転方向を出力電圧の差で表わすことができる。【効果】 構造が簡単で、小型軽量、低電圧で低消費電力駆動を可能にする。
請求項(抜粋):
ほぼ対称的な形状を成す2本の柱および該2本の柱を支える支持台から成る音叉型構造を成す振動体と、前記2本の柱のうちの一方の柱に設けられた少なくとも1つの入力用圧電素子と、前記2本の柱のうちのもう一方の柱に設けられた少なくとも2つの出力用圧電素子とから成る超音波ジャイロスコープであって、前記振動体は金属で成り、前記入力用圧電素子は圧電薄板Fと電極Tと電極Gとを含み、前記電極Tは前記圧電薄板Fの一方の端面に設けられ、前記電極Gは前記圧電薄板Fのもう一方の端面に設けられ、前記入力用圧電素子は前記電極Gを介して前記一方の柱における側面に設けられ、前記2つの出力用圧電素子のうちの一方は圧電薄板F1と電極R1と電極G1とを含み、前記電極R1は前記圧電薄板F1の一方の端面に設けられ、前記電極G1は前記圧電薄板F1のもう一方の端面に設けられ、前記2つの出力用圧電素子のうちのもう一方は圧電薄板F2と電極R2と電極G2とを含み、前記電極R2は前記圧電薄板F2の一方の端面に設けられ、前記電極G2は前記圧電薄板F2のもう一方の端面に設けられ、前記2つの出力用圧電素子はそれぞれ前記電極G1およびG2を介して前記もう一方の柱における側面に設けられ、前記電極Tに電気信号を入力することにより、前記圧電薄板Fに弾性振動を励振し、該弾性振動のエネルギーによって前記振動体を振動させ、前記振動体の振動によって前記圧電薄板F1およびF2に弾性振動を励振し、該弾性振動を前記電極R1およびR2から圧電性を介して電気信号として出力させる手段が設けられており、前記支持台が被測定物に固定されることにより、該被測定物が前記柱の高さ方向を軸として回転する回転速度および回転方向が前記電極R1およびR2からそれぞれ出力される電気信号の電圧の差で表わされることを特徴とする超音波ジャイロスコープ。
IPC (2件):
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