特許
J-GLOBAL ID:200903049397835507

不飽和ケトンの連続的製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-253096
公開番号(公開出願番号):特開2000-086566
出願日: 1999年09月07日
公開日(公表日): 2000年03月28日
要約:
【要約】【課題】 先行技術の方法の欠点を回避しながら、α,β-不飽和アルコールとアセト酢酸アルキルエステルとの反応を実施して不飽和ケトンを形成させる。【解決手段】 式Iの不飽和ケトンを、式IIの不飽和アルコールと式IIIのアセト酢酸アルキルエステルとを、触媒として有機アルミニウム化合物の存在下に反応させることにより、製造する。
請求項(抜粋):
式I【化1】[式中、破線は付加的なC-C結合であってよく、R1は、炭素原子1〜4個を有する分枝鎖状もしくは非分枝鎖状のアルキルであり、R2は、炭素原子1〜37個を有する飽和もしくは不飽和の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状の、非置換もしくはメトキシ置換の脂肪族炭化水素基、炭素原子4〜12個を有するシクロアルキル基または炭素原子5〜30個を有するシクロアルキルアルキル基である]で示される不飽和ケトンを、式II【化2】[式中、R1およびR2は、上記の意味を有する]で示される不飽和アルコールと式III【化3】[式中、R3は、炭素原子1〜5個を有する分枝鎖状または非分枝鎖状のアルキル基である]で示されるアセト酢酸アルキルエステルとを、触媒として有機アルミニウム化合物の存在下に反応させることにより連続的に製造する方法において、A. 式IIの不飽和アルコールと式IIIのアセト酢酸アルキルエステルとを、精留塔(4)の内部構造物(16)の上で反応させて不飽和アルコールのアセトアセテートを得、式IVR3-OH (IV)で示される生じたアルコールを、精留塔の塔頂流(5)で分離し、かつB. 生じた式IIのアルコールのアセトアセテートを、精留塔の下部で有機アルミニウム化合物の存在下に式(I)の不飽和ケトンに転位させるおよび/または精留塔の塔底(20)中でその都度形成された二酸化炭素を、精留塔(4)を経て塔頂流(5)へ搬送し、かつ生じた式(I)の不飽和ケトンを精留塔から塔底(20)を経て分離することを特徴とする、不飽和ケトンの連続的製造法。
IPC (7件):
C07C 45/68 ,  B01J 31/14 ,  C07C 45/82 ,  C07C 49/203 ,  C07B 61/00 300 ,  C07C 67/54 ,  C07C 69/72
FI (7件):
C07C 45/68 ,  B01J 31/14 X ,  C07C 45/82 ,  C07C 49/203 E ,  C07B 61/00 300 ,  C07C 67/54 ,  C07C 69/72

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