特許
J-GLOBAL ID:200903049447467733

動力伝達軸の回転特性検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長門 侃二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-287219
公開番号(公開出願番号):特開2001-108537
出願日: 1999年10月07日
公開日(公表日): 2001年04月20日
要約:
【要約】【課題】 複雑な検出機器や演算回路を用いることなく、簡易な構成で確実にトルク及び回転角加速度を検出することができる動力伝達軸の回転特性検出装置を提供する。【解決手段】 動力伝達軸2に対し、その軸方向に直列に2組の検出機器、つまり、歯車4,6及びMRセンサ8,10を設置する。伝達軸2の(1/N)回転周期でMRセンサ8,10から各歯車4,6の回転角に相当する正弦波信号がそれぞれ出力され、これら正弦波信号の間には、等価ばね定数kを有する伝達軸2のねじれに基づいて位相差φが生じる。各正弦波信号は差動アンプ12及び加算器14に入力され、それぞれ差分信号及び加算信号として出力される。ゼロクロス検出器16により加算信号のゼロクロス点が検出されると、タイミング回路18からタイミング信号が出力され、このタイミングでサンプルホールド回路20,22は差分信号の出力をサンプル・ホールドする。出力回路24から出力されるサンプル値には、位相差φの関数成分sin(φ/2)が含まれており、この成分から例えばトルク(=k・φ/N)の検出が可能である。
請求項(抜粋):
動力伝達軸の外周にその軸線方向に直列に配置され、前記動力伝達軸の回転を伝達されて回転する一対の回転子と、前記動力伝達軸の回転に伴い、前記一対の回転子の回転角に相当する周期波形信号をそれぞれ出力する第1及び第2の回転角センサと、前記第1及び第2回転角センサからそれぞれ出力される周期波形信号の間の差分を求め、その差分信号を出力する差分器と、前記第1及び第2回転角センサからそれぞれ出力される周期波形信号を加算して、その加算信号を出力する加算器と、前記加算器から出力される加算信号のゼロクロス点を検出する検出器と、前記検出器により前記加算信号のゼロクロス点が検出されるタイミングにて、前記差分器から出力される差分信号をサンプル及びホールドするサンプルホールド回路とを具備したことを特徴とする動力伝達軸の回転特性検出装置。
IPC (2件):
G01L 3/10 ,  G01P 15/00
FI (2件):
G01L 3/10 B ,  G01P 15/00 Z

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