特許
J-GLOBAL ID:200903049458762915

シリンダボアの高精度微細溝加工装置及び加工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 利根川 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-026328
公開番号(公開出願番号):特開平11-207591
出願日: 1998年01月26日
公開日(公表日): 1999年08月03日
要約:
【要約】【課題】 エンジンのシリンダブロックのシリンダボアの内面に微細溝を高精度に、かつ効率的に形成すると共に、インプロセスで加工状態がモニタリングされ、スライシングブレードの異常をタイムリーに、かつ迅速に把握し得るシリンダボアの高精度微細溝加工装置及び加工方法を提供する。【解決手段】XYテーブル2やZ軸に沿って移動するZ軸部材4をNC制御装置5により自動制御すべく構成される装置本体1に装着されるシリンダボアの高精度微細溝加工装置であって、シリンダボアの高精度微細溝加工装置は、スライシングブレード10の支持軸11を回転駆動する支持軸駆動機構部12と、これをX軸及び/又はY軸方向に微動させる電歪素子13と、スライシングブレード10の接触や加工時の状態を検出するAEセンサ14と、スライシングブレード10側とシリンダボア8との間の間隔を検出する表面位置計測センサ15等とからなり、スライシングブレード10の第一原点及び加工原点を求め、所定の切り込み量分だけスライシングブレード10を移動させて微細溝9の高精度加工を行う。
請求項(抜粋):
NC制御装置により制御されるXYテーブル及びZ軸に沿って移動するZ軸部材を有する装置本体に装着され、XY平面と平行に配設される円盤状のスライシングブレードにより前記XYテーブル上に載置されるシリンダブロックのシリンダボアに微細溝を加工するシリンダボアの高精度微細溝加工装置であって、該加工装置は、前記スライシングブレードに連結される支持軸を回転駆動する機構部を有する支持軸駆動機構部と、該支持軸駆動機構部と前記Z軸部材との間に介設され前記支持軸駆動機構部をX軸及び/又はY軸方向に微動させる電歪素子と、前記支持軸駆動機構部側に固着される第1のセンサ及び第2のセンサとを有するものからなり、前記第1のセンサは前記スライシングブレードの加工時の状態を検出するセンサからなり、前記第2のセンサは前記スライシングブレードと前記シリンダボアの内面との間隔を検出するセンサからなり、前記支持軸駆動機構部,電歪素子,第1のセンサ及び第2のセンサは、前記NC制御装置により自動制御されることを特徴とするシリンダボアの高精度微細溝加工装置。

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