特許
J-GLOBAL ID:200903049474899149

焼戻しマルテンサイト系鋼のクリープ損傷評価方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 内田 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-031991
公開番号(公開出願番号):特開平10-227784
出願日: 1997年02月17日
公開日(公表日): 1998年08月25日
要約:
【要約】【課題】 高温で長時間使用される焼戻しマルテンサイト系鋼のクリープ損傷度を、供用中に精度よく評価することができる焼戻しマルテンサイト系鋼のクリープ損傷評価方法を提供すること。【解決手段】 測定対象部位を電解液に浸漬し、一定の電位掃引速度で電位を付与してピーク電流密度を計測するかあるいはピーク電流の電位で一定時間保持した後表面からレプリカを採取して光学顕微鏡で観察し、光学顕微鏡組織の輝度の分布を測定し、あらかじめ時効処理した試験片を用いて作成したクリープ損傷度とピーク電流密度(ピーク電流を計測面積で割った値)との関係線図あるいは光学顕微鏡組織の輝度分布定量値とクリープ損傷度との関係線図から調査対象部位の材料のクリープ損傷度を評価する。
請求項(抜粋):
8〜12重量%のCrを含有する焼戻しマルテンサイト系鋼のクリープ損傷を評価するに当たり、次の1)〜5)の手順を経ることを特徴とする焼戻しマルテンサイト鋼のクリープ損傷評価方法。1)長時間高温で使用された焼戻しマルテンサイト系鋼からなる高温部品の調査対象部位の表面を鏡面に研摩する。2)前記鏡面研摩面のうち計測に必要な面積を残して他をマスキングし、マスキングされていない面(計測面)の面積を測定する。3)電解溶液又はこれをゲル化したものに前記鏡面研摩面を浸し、適切な参照電極及び対極を設置するとともに計測面に電極線を接続し、電流計測準備を整える。4)自然電極電位を計測後、一定の電位掃引速度で貴方向に分極し、一定時間保持後、そのまま卑側に再度同じ掃引速度で掃引する。5)前記逆掃引時に現れる一定電位でのピーク電流を計測して、あらかじめ時効処理した試験片を用いて作成したクリープ損傷度とピーク電流密度(ピーク電流を計測面積で割った値)との関係線図から調査対象部位の材料のクリープ損傷度を評価する。
IPC (2件):
G01N 33/20 ,  G01N 27/26 351
FI (2件):
G01N 33/20 N ,  G01N 27/26 351 C
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • 特開平1-288758
  • 特開昭59-081552
  • 特開昭60-260839
審査官引用 (3件)
  • 特開平1-288758
  • 特開昭59-081552
  • 特開昭60-260839

前のページに戻る