特許
J-GLOBAL ID:200903049476421297

トリポード型等速自在継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-329133
公開番号(公開出願番号):特開2003-130080
出願日: 2001年10月26日
公開日(公表日): 2003年05月08日
要約:
【要約】【課題】 トルク伝達用の転動体の移動量をガイドブロックの移動量の1/2としたトリポード型等速自在継手の小型コンパクト化を図る。【解決手段】 トリポード部材4の脚軸5に支持されたガイドブロック6の両側と外輪トラック溝2の側面に軌道溝3、8を設け、その軌道溝3、8間に組込まれた複数の転動体9を保持器10で保持する。軌道溝3、8を相反する方向に傾斜する第1傾斜溝3a、8aと第2傾斜溝3b、8bと形成し、ガイドブロック6側の第1傾斜溝8aおよび第2傾斜溝8bをこれに対向する外輪側の第1傾斜溝3aおよび第2傾斜溝3bに対して逆向きの傾斜とし、その逆向きに傾斜する対向配置の第1傾斜溝3a、8aおよび第2傾斜溝3b、8bの転動体中心軌跡の交点上に転動体9を配置し、各傾斜溝3a、3b、8a、8bにより転動体9のずれ動きを防止して等速自在継手の構成の簡素化と小型化とを図る。
請求項(抜粋):
外輪の内周に軸方向に延びる3本のトラック溝を形成し、各トラック溝の周方向で対向する一対の側面に外輪軸方向に延びる直線状の軌道溝を設け、外輪の内側に組込まれたトリポード部材には上記トラック溝と対応する位置に3本の脚軸を設け、各脚軸に支持されてトリポード部材の移動方向に相対的に揺動可能なガイドブロックを上記トラック溝内に収容し、そのガイドブロックの両側に前記軌道溝と対向する軌道溝を設け、この対向する軌道溝間に組込まれた転動体を保持器で保持したトリポード型等速自在継手において、前記ガイドブロックの両側に設けられた2本の軌道溝の少なくとも一方を長さ方向の中央部を境にして相反する方向に傾斜する2本の傾斜溝で形成し、その軌道溝に対向する外輪側軌道溝も相反する方向に傾斜する2本の傾斜溝で形成し、対向配置されたガイドブロック側の傾斜溝と外輪側傾斜溝を相反する方向に傾斜させ、その対向配置された傾斜溝の転動体中心軌跡の交点に前記転動体を設けたことを特徴とするトリポード型等速自在継手。

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