特許
J-GLOBAL ID:200903049503629849

透明ガラス容器の裾底部の異物検査装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 原田 信市
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-107232
公開番号(公開出願番号):特開平6-294760
出願日: 1993年04月12日
公開日(公表日): 1994年10月21日
要約:
【要約】【目的】 ガラスびん等の透明ガラス容器の裾底部に異物が混入しているか否かの検査を精度良く自動的に行えるようにする。【構成】 透明ガラス容器1を垂直な軸心の周りに回転させ、拡散光源10からの光を第1の偏光フィルタ15で偏光させて投光する。該容器の裾底部からの透過光を、第1の偏光フィルタとは偏光軸が直交する第2の偏光フィルタ18を介して斜め下方から固体撮像素子カメラ16で撮像し、その各固体撮像素子の出力を容器回転速度に応じた周期で画像処理装置19に取り込んでデジタル値として記憶する。各固体撮像素子ごとに、その位置に従った閾値を設定して各取り込み時におけるデジタル値の大小を比較し、当該閾値を越えた回数をもって異常値とする。その異常値に固体撮像素子の位置に従った補正係数を掛け、その補正後の異常値から異物の有無を判定する。
請求項(抜粋):
透明ガラス容器を検査位置で垂直な軸心の周りに回転させる回転手段と、拡散光源と、該拡散光源からの光を偏光させて透明ガラス容器へ投光するため拡散光源の前側に配置された光軸が垂直な第1の偏光フィルタと、この第1の偏光フィルタとは反対側において透明ガラス容器の裾底部を斜め下方から撮像するため、上記軸心に対して所要の仰角をもたせて配置された固体撮像素子カメラと、透明ガラス容器で偏光された透過光を該固体撮像素子カメラへ入光させるため、前記第1の偏光フィルタとは偏光軸を直交する関係にして配置された第2の偏光フィルタと、該固体撮像素子カメラの各固体撮像素子の出力を前記回転手段による容器回転速度に応じた周期で取り込む画像取り込み手段と、その取り込まれた出力をデジタル値として、透明ガラス容器の少なくとも1回転分記憶することができる記憶手段と、各固体撮像素子ごとにその位置に従った閾値を設定して各取り込み時におけるデジタル値の大小を比較し、当該閾値を越えた回数をもって異常値とする異常値検出手段と、その異常値に固体撮像素子の位置に従った補正係数を掛ける補正手段と、その補正後の異常値から異物の有無を判定する異物有無判定手段とからなることを特徴とする、透明ガラス容器の裾底部の異物検査装置。

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