特許
J-GLOBAL ID:200903049511935606

全領域空燃比センサの劣化状態検出方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田下 明人 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-318934
公開番号(公開出願番号):特開平10-185857
出願日: 1997年11月05日
公開日(公表日): 1998年07月14日
要約:
【要約】【課題】 全領域空燃比センサの劣化を正確に検出できる劣化状態検出方法及び装置を提供する。【解決手段】 起電力セル24へ電流を印加し、電極間の電圧V0を検出する(S10)。そして、電流の印加を停止し(S16)、この停止から10μs〜1msの時間経過後に該起電力セル24の両面の電極間の電圧降下Vsd1を検出し(S20)、Vsd1から起電力セル24の温度に相当する第1の抵抗値Rvs1を検出する(S22)。更に、停止から10ms〜50msの時間経過後に該起電力セル24の電圧降下Vsd2を検出し(S26)、該電圧降下Vsd2から起電力セル24の劣化分を含む内部抵抗に相当する第2の抵抗値Rvs2を検出する(S28)。そして、該抵抗値Rvs1とRvs2との比較によって、全領域空燃比センサの劣化状態を検出する(S30)。
請求項(抜粋):
加熱用ヒータによって加熱される酸素イオン伝導性固体電解質体の両面に多孔質電極が設けられた2つのセルを、間隙を介して対向配設し、一方のセルを前記間隙内の酸素を周囲に汲み出すもしくは酸素を汲み込むポンプセル、他方のセルを酸素基準室と前記間隙との酸素濃度差によって電圧を生じる起電力セルとしてそれぞれ使用し、空燃比を測定する全領域空燃比センサにおいて、前記起電力セルへ電流もしくは電圧を印加する第1のステップと、該起電力セルの両面の電極間の電圧Vs0を検出する第2のステップと、該起電力セルに印加した電流もしくは電圧の印加を停止する第3のステップと、前記第3のステップの後10μs〜1msの時間経過後に該起電力セルの両面の電極間の電圧Vs1を検出する第4のステップと、前記第3のステップの後10ms〜50msの時間経過後に該起電力セルの両面の電極間の電圧Vs2を検出する第5のステップと、前記Vs0、Vs1及びVs2から前記全領域空燃比センサの劣化状態を検出する第8のステップと、からなる全領域空燃比センサの劣化状態検出方法。
IPC (2件):
G01N 27/26 361 ,  G01N 27/419
FI (2件):
G01N 27/26 361 D ,  G01N 27/46 327 S

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