特許
J-GLOBAL ID:200903049517410203

磁歪式トルク検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-031471
公開番号(公開出願番号):特開平9-203672
出願日: 1996年01月24日
公開日(公表日): 1997年08月05日
要約:
【要約】【課題】 磁歪式トルク検出装置において、磁歪シャフトとコア部材の材料を、磁歪シャフトの透磁率<コア部材の透磁率でかつ磁歪シャフトの磁性温度特性<コア部材の磁性温度特性となるように形成し、コイルで検出される総磁気抵抗中の温度依存性をコア部材内磁路を主としトルク信号の温度補正を容易に行う。【解決手段】 磁歪シャフト21の透磁率μs <コア部材24の透磁率μc で、かつ磁歪シャフト21の磁性温度特性ts <コア部材24の磁性温度特性tc となるように磁性材料を設定し、樹脂製ケーシング7内に感温抵抗39を埋設する。コイル10で検出される磁気回路25の総磁気抵抗は、コア部材内磁路、コア-シャフト間磁路、シャフト内磁路となり、コア部材24が総磁気抵抗中の温度特性を支配する。感温抵抗39でコア部材24の温度信号を検出し、この温度信号に基づいてトルク信号を補正し、検出装置の検出感度を高める。
請求項(抜粋):
筒状のケーシングと、該ケーシング内に回転自在に配設された磁歪シャフトと、該磁歪シャフトの外周側を取り囲むように前記ケーシング内に設けられ、両端側に径方向内向きに伸長する環状の脚部が形成されたコア部材と、該コア部材の内周側に設けられたコイルボビンと、前記磁歪シャフトに作用するトルクを検出すべく、該コイルボビンに巻回された少なくとも一対の励磁兼検出コイルと、該励磁兼検出コイルによって検出されたトルクに対する検出信号をトルク信号に変換して出力する信号出力回路とからなる磁歪式トルク検出装置において、前記磁歪シャフトとコア部材とを、該コア部材の透磁率の方が磁歪シャフトの透磁率より大きく、かつコア部材の磁性温度特性の方が磁歪シャフトの磁性温度特性よりも大きな磁性材料によって形成し、前記コア部材の近傍には該コア部材の温度を検出するための温度検出手段を設け、該温度検出手段で検出されたコア部材の温度信号によって、前記信号出力回路から出力されるトルク信号を補正する補正手段を設けたことを特徴とする磁歪式トルク検出装置。

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